われわれはボランティアで会議を続けることにした（古賀ブログ） 維新に亀裂！

　▼ なぜか突然休止になった大阪「エネルギー戦略会議」、
　　　委員が１７日に自主開催へ（古賀ブログ）維新に亀裂！

　（古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン　Ｖｏｌ．０３４より）大阪府市エネルギー戦略会議が突然中止に追い込まれた。９月１７日の敬老の日に開催予定だったのだが、何と、この会議は「違法である可能性が高くなったので中止する」という連絡が大阪府からあった。詳しくは次号以降で報告するが、実は、違法であるという主張自体かなり怪しいことがわかってきた。誰がそんなことを言い出したのか、今それを調べている。
　エネルギー戦略会議はご存じの方も多いと思うが、政府が原発推進一本槍で政策を進めているのに対して、より客観的にタブーなく、原子力ムラの住人でない、最高の専門家を集めて議論している。
　これまでも、原発稼働の８条件、大飯原発再稼働反対声明、関電の株主総会での大阪市の株主提案の策定、原発なしでも電力が足りることの実証など、数々の実績を挙げて来た。
　大阪府・市の住民だけでなく、全国的な規模で国民の期待を集める会議体だ。しかも、これから数ヵ月間は、政府のエネルギー政策に対抗する、脱原発シナリオを作成する最終段階に入っている。
　今これを止めれば、どういう結果になるのか。府市の事務局は良くわかっているはずだ。この問題は、府の内部から指摘がされた。かなり前から内々検討されていたという。遅くとも５月にはこれを知っていたというから驚きだ。
　委員からは、違法ではないという指摘が出ているし、報道では行政法の大家も今回の府の見解に疑問を呈している。しかし、府市ともに、もう違法だから条例で設置しなおすということで議会に提案してしまったという。もちろん、われわれにはまったく何も知らせず、事後通告のみ。
　本当に困ったことになった。ここで投げ出すわけには行かない。そんなことになったら日本にとって大きな損失だ。そこで、われわれはボランティアで会議を続けることにした。
　府市は会議のためには一切お金は出さないという。仕方がないので、１７日はとりあえず、手弁当で委員に集まってもらうことにした。皆快く応じてくれている。会議場は、マスコミに入ってもらわなければいけないので、市内の小さな劇場を借りることになった。
　関係者のご厚意で格安にしていただけるのではないかということだが、それでも２００人ほど入るところなので、少なからぬ出費にはなる。委員で分担しようと話しているが、もし、一部でも市民のご支援を得られないか、ということも検討している。
　傍聴者に例えば５００円のカンパをお願いするという形を取れたらいいなと思う。大阪のエネルギー戦略を市民のサポートで作って行く。とても魅力的だ。みなさんの御賛同が得られればということだが。
　府市の事務方のサポートも得られないようだ。その場合は会場設営などのボランティアを募集出来たらとも思うが、何しろ時間がないのでどうなるか。それにしても、５月から気付いていて、毎週のようにわれわれと顔を合わせていた事務方が何故、早く教えてくれなかったのか、そして、なぜ、一番大事な時になって突然会議を中止にしたのか。恨み事を言いたい気分になる。

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会議開催のご案内
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●大阪府市エネルギー戦略会議有志による自主会合
・日時：２０１２年９月１７日（月）１５：３０～１７：３０
・会費：５００円
・場所：シアターセブン
・住所：大阪市淀川区十三本町１丁目７－２７
　=>　http://www.theater-seven.com/
※当日会場での参加が可能です。

『Finance GreenWatch』（September 15th, 2012）
http://financegreenwatch.org/jp/?p=17959