▲ 2012年「8・31都教委包囲行動」へ(2)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
7月5日、上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれました。
全国的に喜びの声が上がりました。
しかし、7月6日、石原都知事は定例記者会見で、喜ぶどころか、「全然興味ないね」と述べ、「ぜめてセンカクっていう名前つけてやりゃあいい」とも述べました。
パンダは日中友好の象徴的な動物です。
赤ちゃんが生まれればさらにその気運が盛り上がります。
だから石原は上のようなことを述べ、赤ちゃんを敵視するかのように「センカクっていう名前をつけてやりゃいい」と言い放ったのです。
7月11日、パンダの赤ちゃんは亡くなりました。
「センカクなどという名前を付けられてはたまらない」とでも思ったように。
日本の多くの民衆は悲しみました。
しかし、今回の経験を次の繁殖に生かそうという声もすぐに上がりました。
石原は尖閣問題で日中両国人民の友好を壊そうとしています。
しかし、一般ピープルはそれを大切にしようとしています。
今回のパンダの赤ちゃん騒動はそれをはっきりと表したと思います。
シンシン、加油!(がんばれ!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日(7月12日)、<河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会>の都庁前早朝ビラまきがあり、7人が参加しました。
ビラは、「拉致被害者救出署名・ブルーリボン紹介」通知に対する抗議・要請・質問に関するもので、用意された400枚は時間内に撒き切りました。
終了後、都教委定例会の傍聴に4人で参加しました。
今回の定例会の中で特に目立ったのは、
①東京都独自の「道徳教育教材集」の作成・配布
②来年度使用都立高校用教科書の調査研究資料
でした。(以下①②について報告します)
①について
今回出されたのは、中学校版『心 みつめて』というものです。
今年度7月下旬に、公立中学校の全生徒に配布する予定とのこと。
(小学校:1・2年生『心 あかるく』、
3・4年生『心 しなやかに』
5・6年生『心 たくましく』、は来年3月に全校配布)
中身は
第一章 先人のことばに学ぶ
(『論語』などの故事成語、世阿弥、福沢諭吉など32の言葉で構成)
第二章 先人の生き方に学ぶ
(伝記読み物で 辰野金吾 滝廉太郎、佐藤慶太郎、萩原タケ
嘉納治五郎、湯川秀樹、山田寅次郎、ガリレオの8人が登場)
第三章 自分を見つめて学ぶ
(24の内容で構成、そのうち最後の10は
「主として集団や社会とのかかわりに関すること」。
一番うしろには、
< 23 我が国を愛し、その発展に努める>
< 24 世界の中の日本人として>
という項目がある)
第一章の32の言葉のうち、4つが『論語』(儒教思想)からのものです。
また福沢諭吉の言葉は『学問のすゝめ』からですが、
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」といったものではなく、
「自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり」
といったものです。
第二章の伝記読み物は全く低俗なレベルのものです。
(戦前の「修身」とほとんど同じレベルです)
例えば、湯川秀樹については、ノーベル賞を取るためにいかに妻が支えたかなどのことが述べてあり、彼のその後の国際平和のための活動などは全く触れられていません。湯川秀樹もとんだ取り上げられ方をしたものです。
第三章は、先ほども最後の(23)(24)について紹介しましたが、同じ項目の最初の方を紹介しますと次のような具合です。
(15)社会の秩序規律を高める
(16)みんなでつながって、よりよい社会を!
(17)公正、公平な態度で、正義の実現を!
(18)集団の一員としてよりよく生きていくために
この本(『心 みつめて』)の目次の後には、夏目漱石の「日記」から
「真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実(しじつ)に行え。汝の現今に播く種は、やがて汝の収むべき未来となって現わるべし」という言葉も載せられていますが、
夏目漱石の『こころ』にみられる「こころ」の真実に迫るような内容はこの本には全くありません。
すべてはキレイ事です。
使われている写真もほとんどが日本の風景写真であり、働いている人々のたくましい写真などは一切ありません。
そもそも、石原のような全く道徳的でない人間が知事になっている東京で、真面目に『道徳教育教材集』を作るなどということ自身、悪い冗談でしかありません。
石原を辞めさせる方がはるかに道徳的です。
②について
『地理A』の教科書の「調査項目の具体的な内容」というのが紹介されましたが、極めて政治的な内容が<その他>として以下のように付けてありました。
<その他>
*北朝鮮による拉致問題の扱い
*我が国の領域をめぐる問題の扱い
*国旗・国歌の扱い
そして次のような解説もついていました。
*北朝鮮による拉致問題については、東京都教育委員会教育目標の基本方針1に基づき、人権尊重の理念を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。
*我が国の領域をめぐる問題及び国旗・国歌の取扱いについては、学習指導要領総則に基づき、これらの問題を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。
まさに学校教育を通して石原などの一方的な考え方を子どもたちに注入しようとしていることがよくわかります。
私たちはこうした流れに抗してあくまでも闘いを続けていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「8・31都教委包囲行動」
<日時> 8月31日(金) 16時集合・開始
<場所> 都庁第二庁舎前(都庁通り)
<行動> 都教委への抗議と要請
<メインスローガン>
●10・23通達撤回!
●「君が代」不起立処分撤回!
<サブスローガン>
・石原知事は尖閣諸島問題をもてあそぶな!
・差別・排外主義をあおるな!
・石原・大原教委は戦争挑発をするな!
・教育円卓会議による教育破壊をゆるさない!
・宿泊防災訓練反対!
・学校と自衛隊の連携を許すな!
・原発再稼働反対!
・原発と核武装推進の石原は知事をやめろ!
・大阪・橋下の教育関連条例撤廃!
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
7月5日、上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれました。
全国的に喜びの声が上がりました。
しかし、7月6日、石原都知事は定例記者会見で、喜ぶどころか、「全然興味ないね」と述べ、「ぜめてセンカクっていう名前つけてやりゃあいい」とも述べました。
パンダは日中友好の象徴的な動物です。
赤ちゃんが生まれればさらにその気運が盛り上がります。
だから石原は上のようなことを述べ、赤ちゃんを敵視するかのように「センカクっていう名前をつけてやりゃいい」と言い放ったのです。
7月11日、パンダの赤ちゃんは亡くなりました。
「センカクなどという名前を付けられてはたまらない」とでも思ったように。
日本の多くの民衆は悲しみました。
しかし、今回の経験を次の繁殖に生かそうという声もすぐに上がりました。
石原は尖閣問題で日中両国人民の友好を壊そうとしています。
しかし、一般ピープルはそれを大切にしようとしています。
今回のパンダの赤ちゃん騒動はそれをはっきりと表したと思います。
シンシン、加油!(がんばれ!)
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本日(7月12日)、<河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会>の都庁前早朝ビラまきがあり、7人が参加しました。
ビラは、「拉致被害者救出署名・ブルーリボン紹介」通知に対する抗議・要請・質問に関するもので、用意された400枚は時間内に撒き切りました。
終了後、都教委定例会の傍聴に4人で参加しました。
今回の定例会の中で特に目立ったのは、
①東京都独自の「道徳教育教材集」の作成・配布
②来年度使用都立高校用教科書の調査研究資料
でした。(以下①②について報告します)
①について
今回出されたのは、中学校版『心 みつめて』というものです。
今年度7月下旬に、公立中学校の全生徒に配布する予定とのこと。
(小学校:1・2年生『心 あかるく』、
3・4年生『心 しなやかに』
5・6年生『心 たくましく』、は来年3月に全校配布)
中身は
第一章 先人のことばに学ぶ
(『論語』などの故事成語、世阿弥、福沢諭吉など32の言葉で構成)
第二章 先人の生き方に学ぶ
(伝記読み物で 辰野金吾 滝廉太郎、佐藤慶太郎、萩原タケ
嘉納治五郎、湯川秀樹、山田寅次郎、ガリレオの8人が登場)
第三章 自分を見つめて学ぶ
(24の内容で構成、そのうち最後の10は
「主として集団や社会とのかかわりに関すること」。
一番うしろには、
< 23 我が国を愛し、その発展に努める>
< 24 世界の中の日本人として>
という項目がある)
第一章の32の言葉のうち、4つが『論語』(儒教思想)からのものです。
また福沢諭吉の言葉は『学問のすゝめ』からですが、
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり」といったものではなく、
「自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり」
といったものです。
第二章の伝記読み物は全く低俗なレベルのものです。
(戦前の「修身」とほとんど同じレベルです)
例えば、湯川秀樹については、ノーベル賞を取るためにいかに妻が支えたかなどのことが述べてあり、彼のその後の国際平和のための活動などは全く触れられていません。湯川秀樹もとんだ取り上げられ方をしたものです。
第三章は、先ほども最後の(23)(24)について紹介しましたが、同じ項目の最初の方を紹介しますと次のような具合です。
(15)社会の秩序規律を高める
(16)みんなでつながって、よりよい社会を!
(17)公正、公平な態度で、正義の実現を!
(18)集団の一員としてよりよく生きていくために
この本(『心 みつめて』)の目次の後には、夏目漱石の「日記」から
「真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実(しじつ)に行え。汝の現今に播く種は、やがて汝の収むべき未来となって現わるべし」という言葉も載せられていますが、
夏目漱石の『こころ』にみられる「こころ」の真実に迫るような内容はこの本には全くありません。
すべてはキレイ事です。
使われている写真もほとんどが日本の風景写真であり、働いている人々のたくましい写真などは一切ありません。
そもそも、石原のような全く道徳的でない人間が知事になっている東京で、真面目に『道徳教育教材集』を作るなどということ自身、悪い冗談でしかありません。
石原を辞めさせる方がはるかに道徳的です。
②について
『地理A』の教科書の「調査項目の具体的な内容」というのが紹介されましたが、極めて政治的な内容が<その他>として以下のように付けてありました。
<その他>
*北朝鮮による拉致問題の扱い
*我が国の領域をめぐる問題の扱い
*国旗・国歌の扱い
そして次のような解説もついていました。
*北朝鮮による拉致問題については、東京都教育委員会教育目標の基本方針1に基づき、人権尊重の理念を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。
*我が国の領域をめぐる問題及び国旗・国歌の取扱いについては、学習指導要領総則に基づき、これらの問題を正しく理解できるようにするため、その扱いについて調査する。
まさに学校教育を通して石原などの一方的な考え方を子どもたちに注入しようとしていることがよくわかります。
私たちはこうした流れに抗してあくまでも闘いを続けていきます。
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「8・31都教委包囲行動」
<日時> 8月31日(金) 16時集合・開始
<場所> 都庁第二庁舎前(都庁通り)
<行動> 都教委への抗議と要請
<メインスローガン>
●10・23通達撤回!
●「君が代」不起立処分撤回!
<サブスローガン>
・石原知事は尖閣諸島問題をもてあそぶな!
・差別・排外主義をあおるな!
・石原・大原教委は戦争挑発をするな!
・教育円卓会議による教育破壊をゆるさない!
・宿泊防災訓練反対!
・学校と自衛隊の連携を許すな!
・原発再稼働反対!
・原発と核武装推進の石原は知事をやめろ!
・大阪・橋下の教育関連条例撤廃!
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「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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