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萩生田光一文科大臣、加計学園との癒着疑惑は残ったまま

2019年09月17日 | 平和憲法
 ◆ 萩生田氏と加計学園 (東京新聞【本音のコラム】)
前川喜平(まえかわきへい・現代教育行政研究会代表)

 加計学園京都産業大学がともに獣医学部新設を求めていた二〇一六年十~十一月、萩生田光一文部科学大臣(当時は官房副長官)は加計学園のために陰で動いた形跡がある。
 一六年「10/21萩生田副長官ご発言概要」と題した文科省文書
 「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。…今年11月には方針を決めたいとのことだった」
 「渡邊加計学園事務局長を…課長のところにいかせる」
 などの発言からは、安倍晋三首相の意向を文科省に伝え、対応を促していたことが窺(うかが)える。
 一六年十一月一日の内閣府から文科省へのメール。
 「添付PDFの文案(手書き部分)で直すように指示がありました。指示は藤原審議官曰(いわ)く、官邸の萩生田副長官からあったようです」とあり、
 添付PDFには
 広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り獣医学部の新設を可能とする」とあった。
 「広域的に」は、手書きで書き加えられた部分だ。

 これがなければ「獣医学部が存在しない京都府には新設できる」と読めるが、これがあると「獣医学部(大阪府立大学)が存在する近畿地方には新設できない」と読める。
 京産大を排除し加計学園を残すための操作だと考えられる。

 加計学園の大学で客員教授の経歴もある萩生田氏。加計学園との癒着疑惑は残ったままだ。
『東京新聞』(2019年9月15日【本音のコラム】)


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