パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

〈中国通信1183〉プロトコール(国旗・起立)

2017年05月15日 | 平和憲法
 皆様へ、 日中友好と教育の自由のために〈中国通信1183〉を送ります。
 重複お許しください。ご意見ご批判をお願いします。転送OK。*記事の中国語原文については大幅に(略)しています。全文を読みたい方はご連絡ください。
 ◆ 《国際儀礼(プロトコール) 国旗掲揚のマナーと留意点》
   (東京都教育委員会『オリンピック・パラリンピック学習読本 高等学校編』)

 《国旗が掲揚されるときは、自国・他国にかかわらず国旗に対して敬意を表すことが大切である。日本では起立脱帽して姿勢を正し、国旗に注目して敬意を表すのが一般的とされている。》
 *都教委は勘違いしていませんか。このプロトコールを装って、卒業式などで「日の丸・君が代」への「敬意の表明」を強制し懲戒処分を発令している。学習指導要領にもない「起立」の根拠はプロトコールにある。(近藤)
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 ◆ 中国外交部が朝鮮中央通信社の名指し非難に答える
   :中国は理非曲直に応じて問題を処理する

   2017-05-04 ?球??原文:環球時報  作者: 白云怡 (日本語訳の簡約:近藤)

 朝鮮中央通信社は3日夜、《朝中関係の基盤を揺るがす軽率な言行を再びやるべきではない》と題する署名評論を発表し、名指しで中国を“朝鮮の忍耐の限界を試すべきではない”と批判した。
 これに対して、中国外交部スポークスマン・耿爽は、定例記者会見で表明した。
 中国は朝鮮半島の非核化での立場は一貫して明確であり、中朝関係の善隣友好関係を発展させる立場も一貫している。
 記者の質問に対して、耿爽は表明した。多年来、中国は客観的公正な立場を保持してきた。
 事の理非曲直の判断に基づいて処理してきた。
 我々の決心は、断固として半島の非核化であり、半島の平和安定・対話による問題の解決である。
 我々は、各方面がその責任を果たすよう希望し、この地域の安定のために、この地域人民の共同の福祉のためにやるべき役割を発揮することを望む。
 報道によると、朝鮮中央通信社は3日“金哲”の署名入りの論評を発表し、中国を名指しで朝鮮核問題の文章“ことの是非をわきまえない”を非難した。
 それは、“朝鮮の自主的合法的権利と尊厳の侵害である”と述べている。

 朝鮮側の文章は、”中国はこれ以上、朝鮮の忍耐を試すべきではなく、冷静に現実を見て正確な戦略を選択すべきである
 現在、朝中関係の支柱を破壊する危険な妄動が重大な結果を招くことを中国は深く考えるべきだ。“と述べている。
 これは、最近の朝鮮中央通信社の初めての名指しの中国非難である。

 編集責任:任梅子

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 ◆ 柔軟な運用が大切なプロトコル
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 近藤さんが、書いていただいた通り、国際儀礼の運用は基本を押さえ、柔軟にと言うのが基本です。
 都教委のように「ねばならない」という運用は間違っています
 学校での「日の丸」の扱いはプロトコルからいっても間違っていることがしばしばあります。
 よくあるのは、校旗や県旗と並掲するという間違いです。国旗と他の団体の旗を並べて掲示するのは好ましくないことです。
 逆にわたしたちからすると、「日の丸」の隣に県旗を並べることで「日の丸」を相対化することになります。
 ※外務省HPには ↓ と解説がありました。ご参考までに。

   国際儀礼(プロトコール)
   ~伝統的な国家間のマナー

   2014年10月20日


 外国政府要人の来日や国際会議の開催など,海外からのお客様を日本に迎える際には,「プロトコール」と呼ばれる国際的な基本儀礼,マナーに基づいた接遇を行っています。こうした「プロトコール」は,政府が行う外交活動のみならず,国際交流の様々な場面での基本的なマナーであるとも言えます。今回は,この「プロトコール」についてご紹介します。
 ■国際儀礼(プロトコール)とは
 国際的な交流の場面では,歴史,文化,言語などの違いから,誤解や不信が生まれやすくなります。相手への敬意と全ての国を平等に扱うことを基本とする「プロトコール」は,無用な誤解や争いを避け,外交を円滑に進める環境作りのための知恵として生まれました。国と国,人と人の営みをスムーズにする,その場にいる人々がお互いを認め合い,心地良いコミュニケーションを図るための共通認識が,プロトコールなのです。
 但し,プロトコールは必ずしも絶対的な規則ではなく,これまでも時代とともに変化しており,地域や国によって差異もみられます。また,会合の趣旨,参加者の認識,会場の制約などによって柔軟に運用されることも大切です。
 ■国旗の掲揚
 国旗は国の象徴であり,国旗に敬意を表することは国際社会の基本的なマナーです。そこで,外国からのお客様を迎える際など,自国の旗と外国旗のどちらをどこに掲げればよいかが問題となります。そのため,国旗の掲揚についてもプロトコールが存在します。
 プロトコールの基本は,原則として「右上位」です。日本で賓客をお迎えして両国の国旗を掲揚する場合,日本ではお迎えした相手国の旗を上位と捉えるため,通常右(向かって左)に外国国旗,左(向かって右)に日本国旗を掲揚します。
 ただし会場の上座下座の位置や,プレスの撮影の際のカメラ位置によって,配置が変更される場合もあります。また,国旗を掲揚する際には,「日本国旗と外国国旗を同時に掲げる場合は国旗の大きさ(※1)とポールの高さを同一にする」,「国の象徴である国旗と県や市など団体の旗とは格が異なるため併揚せず,どうしても併揚が必要な場合は,国旗は団体旗より大きく,高い位置で掲揚する」などのルールがあります。
 また,国賓,公賓,公式実務訪問賓客の来日の際には,内閣総理大臣官邸,霞ヶ関に街路旗が掲げられます(※2)。
 国葬又は国葬に準ずる葬儀が行われる場合や,外国元首の逝去等の場合には,半旗又は弔旗を掲揚することがあります。半旗とは,旗を一旦ポールの最上部まで上げてから,少し下げたもの,弔旗とは,ポールの最上部を黒布で巻き,最上部と旗との間に,旗の横幅と同じ長さで,縦3センチほどの黒布を取り付けたものです。
 (※1)世界の国々の国旗は,ほとんどが2:3の縦横比率(国連基準サイズ)になっていますが,英国(縦横比1:2),スイス(縦横比1:1),ネパール(特殊サイズ)のようなケースもあります。その場合は先方と協議し,面積を合わせる等の対応をします。
 (※2)賓客が迎賓館に宿泊する場合には迎賓館周辺にも掲揚されます。

 ■各種行事や会議の序列・席次
 会議や会食などでの序列・席次(座席割り)は,行事毎に開催の趣旨などを考慮して検討します。国によっては官職にある人及び官職にあった人の序列を公式に定めている場合があります。
 現在の日本には,序列に関する明確な規定はないものの,目安としては,皇族,内閣総理大臣,衆議院議長,参議院議長,最高裁判所長官,閣僚,各国駐日大使,その他副大臣など認証官,国会議員,都道府県知事…となっています。同じ役職では先任者を優先するため,例えば,各国大使の序列は,天皇陛下への信任状捧呈の順に高くなります。
 また,出席者が民間の政・経・財界人,文化人などの場合は,一律に序列を決めることが困難であるため,行事の趣旨・年齢などに照らして,出席者の年齢,社会的地位,経歴等を踏まえて,個別に検討します。座席割にあたっては,まず中心となる席を決めた上で,出席者の序列に従って席を割り当てます。
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