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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

解雇させない会総会 抗議声明

2014年07月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ● 校長への要請行動に対し、警官を導入したことについての抗議声明
2014年6月29日
 東京都教育委員会教育長 比留間英人 様
 板橋特別支援学校校長 真下 智 様
 高島平警察署 署長 様


 6月10日、板橋特別支援学校・田中聡史教諭に対し東京都教育委員会(以下、都教委と言う)が強行した「服務事故再発防止研修」に対し、私たち市民8名が同研修の中止を求める要請書を真下校長に渡そうと、板橋特別支援学校を訪れた際、同校副校長は私たちが訪問の目的を話しているにもかかわらずそれを聞こうとはせず、「不法侵入、不法滞在だ」と騒ぎ立て、直ちに高島平警察に通報しました。
 それに対し高島平警察署は、制服11人、私服12人を同校に送り込みました。不思議なことに、一切の暴力を働かない私たち8人に対し、警察署はその確認を副校長に求めもせずに、23人という異常としか言いようのない人数を、通報から10分とは置かずに送り込んだのです。予め、学校からの要請を受けて、待機していたことをうかがわせるものでした。
 私たち8人は、同校受付窓口で正規の手続きをし、校長に要請書を手渡そうとしただけのこと、市民としての当然の権利を行使しただけのことでした。警官を導入して強制排除されるようなことはしていません。都民に開かれたはずの公立学校で、市民の声を聴こうともせず、施設管理権を楯に警察に通報し、市民の正当な権利を奪った真下校長及び、学校からの通報に確認もせずに警官を出動させた高島平警察署長に、強く抗議し、猛省を求めます。
 ところで、真下校長が警察を導入したことに対し、都教委には校長に反省を迫り、今後そのようなことのないよう、指導する責任があります。良質の教育を子どもたちに与えようとするならば、異なる考えに真摯に耳を傾け、意見を擦りあわせようとする姿勢や度量を保持すべきです。子どもたちが学ぶ学校に、警察を導入することなど、してはならないことです。
 また、この日、板橋特別支援学校は年間計画に組まれた学校公開日でした。保護者や地域の関係者を招いているのですから、校長はその任に専念すべきなのに、都教委はそれを承知の上で、校長を「服務事故再発防止研修」に当たらせました。都教委は判断能力を失ったとしか言いようがありません。都教委に対しても強く抗議し、猛省を求めます。
 併せて次のことを3者に要求します。
 1.校長は、市民の要請を差別せずに受け付け、誠実に対応すること。
 2.警察は、学校からの出動要請に、その場の状況を確かめもせずに出動しないこと。
 3.都教委は、市民の要請に対し、校長が警察を導入したことについて、校長を指導すること。「都教委の考えと異なる」市民の声も広く聴くよう、校長を指導すること。

 子どもたちへの「日の丸・君が代」の刷り込みに象徴される都教委の教育行政に終止符を打っことこそが、一人ひとりの子どもたちの学びを保障し、学校を、教育を受ける場に蘇らせることにつながります。
 以上、本日、ここに参集した私たちは声明を発し、校長・都教委・警察署に反省を要求するものです。
河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会2014年度総会参加者一同

 ※レイバーネット日本:田中さんへの 強制研修もうやめて!~市民の申入れに警察官23人(動画あり)
http://www.labornetjp.org/news/2014/0610nezu
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