◆ 県教委、勤務評定を全面開示へ 千葉、異議申し立て認める
千葉県教育委員会は22日、勤務評定欄の黒塗り開示を不服とした公立学校教員の異議申し立てを認め、全面開示を決めた。県教委によると、勤務評定の全面開示は珍しい。県教委によると、県内の高校教員ら5人が、02~07年度の自身の勤務評定の開示を請求。県教委が「学習指導」「規律」「責任感」などの欄を非開示としたため、05年から08年にかけ異議を申し立てた。
『共同通信』
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/CO2010092201000824.html
◆ 勤務評定 全面開示 公立校教員5人
県内の公立学校教員ら5人が自身の勤務評定の全面開示を求めていた問題で、県教委は22日、評価の開示に応じないとする従来の姿勢を転換し、全面開示することを決めた。全面開示するよう促す県個人情報保護審議会の答申を受けたもので、県教委は「全国で初めてではないか」としている。勤務評定の開示をめぐる全国の動きに影響を与えそうだ。【森有正】
◆ 県教委決定 県審議会の答申で
勤務評定は公務員の仕事ぶりを上司が評価するもので、教職員の場合は主に学校長が評価する。県教委は、勤務評定を開示すれば評価する側が反発や非難をおそれ不利益な記載を避けかねないなどとして、これまで事実上非開示としてきた。
県教委は全面開示を決めた理由について、教職員に評価を見せる新たな業績評価制度を試行導入していることを挙げ、「評定の内容を開示しても業績評価には影響を与えない」と説明。県個人情報保護審議会の指摘にほぼ沿った内容だ。
ただ、評定書類の保存年限は2年間で、今後勤務評定の開示を求めても08年度以降しか見ることができない。
開示を求めてきた5人のうち、現職県立高校教諭の浜田孝志さんは「評価結果を巡り評価者と被評価者との間に冷静で建設的な意見交換が生まれ、職員の勤務能力の向上や、教育現場の透明性や公正さの回復が期待される」と、県教委の開示を評価するコメントを発表した。
一方、県教委も「適切な評価制度の確立が大切と考えている。県個人情報保護審議会の答申を尊重し、一層信頼ある人事評価に努める」とのコメントを発表した。
『毎日新聞』(9月23日千葉県版)
◆ 県教委教員の勤務評定全面開示
県教育委員会は22日の定例会で、県個人情報保護条例に基づき自身の勤務評定の開示を求めていた教員5人に対し、全面開示することを決めた。これまで勤務態度など一部の項目は非開示としていたが、5人から異議申し立てを受けた県個人情報保護審議会が今年6月、全面開示を答申したことを受け、対応を検討していた。県教委教職員課は「教員の勤務評定を全面開示するのはおそらく全国で初めて」としている。
◆ 請求の5人に個人情報保護審答申受け
県教委によると、5人は2005年と07年に計6回、02年度以降の勤務評定の開示を請求。これに対して県教委は、「開示すると上司との間に対立関係を生じさせるおそれがある」などの理由で一部項目を開示しなかった。
これに対し、同審議会は、県教委が09年度から本人への開示を前提に管理職に先行導入した業績評価制度と、勤務評定がほぼ同じものであると位置付け、「勤務評定の非開示を継続するのは疑問がある」とする一方、県教委の主張について「職場でトラブルが発生する可能性は極めて低い」と指摘した。
記者会見した渡辺茂通・県教委教職員課長は「(トラブルなどの)懸念される部分は少ないと判断した」などと説明。今後は申請があれば、勤務評定を全面開示するとした。
今回の決定を受けて、異議申し立てをしていた5人のうち、県立浦安南高の浜田孝志教諭は「今回の決定によって勤務評定行為がより公明正大に行われるようになり、一部職員の昇進や排斥に利用されにくくなることが予想される」とコメントした。
また、県教職員組合の渡辺均書記長は「評定を見たいという組合員にとって今回の決定はいいことだと思う」と話した。
《勤務評定》
地方公務員法に基づき、校長が教職員の勤務成績を評価するもので、人事異動や昇進・昇給などの参考資料になる。千葉県では職務に関して「学級経営」「学習指導」「勤務態度」など、服務では「責任感」「研究心」「規律」などの項目について、それぞれ3段階で評価する。
『読売新聞』(2010年9月23日 【千葉】)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100923-OYT8T00135.htm
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2010/9/23)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/16967741.html
千葉県教育委員会は22日、勤務評定欄の黒塗り開示を不服とした公立学校教員の異議申し立てを認め、全面開示を決めた。県教委によると、勤務評定の全面開示は珍しい。県教委によると、県内の高校教員ら5人が、02~07年度の自身の勤務評定の開示を請求。県教委が「学習指導」「規律」「責任感」などの欄を非開示としたため、05年から08年にかけ異議を申し立てた。
『共同通信』
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/CO2010092201000824.html
◆ 勤務評定 全面開示 公立校教員5人
県内の公立学校教員ら5人が自身の勤務評定の全面開示を求めていた問題で、県教委は22日、評価の開示に応じないとする従来の姿勢を転換し、全面開示することを決めた。全面開示するよう促す県個人情報保護審議会の答申を受けたもので、県教委は「全国で初めてではないか」としている。勤務評定の開示をめぐる全国の動きに影響を与えそうだ。【森有正】
◆ 県教委決定 県審議会の答申で
勤務評定は公務員の仕事ぶりを上司が評価するもので、教職員の場合は主に学校長が評価する。県教委は、勤務評定を開示すれば評価する側が反発や非難をおそれ不利益な記載を避けかねないなどとして、これまで事実上非開示としてきた。
県教委は全面開示を決めた理由について、教職員に評価を見せる新たな業績評価制度を試行導入していることを挙げ、「評定の内容を開示しても業績評価には影響を与えない」と説明。県個人情報保護審議会の指摘にほぼ沿った内容だ。
ただ、評定書類の保存年限は2年間で、今後勤務評定の開示を求めても08年度以降しか見ることができない。
開示を求めてきた5人のうち、現職県立高校教諭の浜田孝志さんは「評価結果を巡り評価者と被評価者との間に冷静で建設的な意見交換が生まれ、職員の勤務能力の向上や、教育現場の透明性や公正さの回復が期待される」と、県教委の開示を評価するコメントを発表した。
一方、県教委も「適切な評価制度の確立が大切と考えている。県個人情報保護審議会の答申を尊重し、一層信頼ある人事評価に努める」とのコメントを発表した。
『毎日新聞』(9月23日千葉県版)
◆ 県教委教員の勤務評定全面開示
県教育委員会は22日の定例会で、県個人情報保護条例に基づき自身の勤務評定の開示を求めていた教員5人に対し、全面開示することを決めた。これまで勤務態度など一部の項目は非開示としていたが、5人から異議申し立てを受けた県個人情報保護審議会が今年6月、全面開示を答申したことを受け、対応を検討していた。県教委教職員課は「教員の勤務評定を全面開示するのはおそらく全国で初めて」としている。
◆ 請求の5人に個人情報保護審答申受け
県教委によると、5人は2005年と07年に計6回、02年度以降の勤務評定の開示を請求。これに対して県教委は、「開示すると上司との間に対立関係を生じさせるおそれがある」などの理由で一部項目を開示しなかった。
これに対し、同審議会は、県教委が09年度から本人への開示を前提に管理職に先行導入した業績評価制度と、勤務評定がほぼ同じものであると位置付け、「勤務評定の非開示を継続するのは疑問がある」とする一方、県教委の主張について「職場でトラブルが発生する可能性は極めて低い」と指摘した。
記者会見した渡辺茂通・県教委教職員課長は「(トラブルなどの)懸念される部分は少ないと判断した」などと説明。今後は申請があれば、勤務評定を全面開示するとした。
今回の決定を受けて、異議申し立てをしていた5人のうち、県立浦安南高の浜田孝志教諭は「今回の決定によって勤務評定行為がより公明正大に行われるようになり、一部職員の昇進や排斥に利用されにくくなることが予想される」とコメントした。
また、県教職員組合の渡辺均書記長は「評定を見たいという組合員にとって今回の決定はいいことだと思う」と話した。
《勤務評定》
地方公務員法に基づき、校長が教職員の勤務成績を評価するもので、人事異動や昇進・昇給などの参考資料になる。千葉県では職務に関して「学級経営」「学習指導」「勤務態度」など、服務では「責任感」「研究心」「規律」などの項目について、それぞれ3段階で評価する。
『読売新聞』(2010年9月23日 【千葉】)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100923-OYT8T00135.htm
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2010/9/23)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/16967741.html
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