ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので、紹介します。
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★ 「学校教育」の再生が始まる・・・か?
T.T.0665(ひょうたん島研究会)
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今日1/8の朝日「オピニオン面」のコラム「私の視点」が面白かったので、若干の「改ざん」を加えながら紹介する。
元々の筆者は「法政大学人間環境学部兼任講師」の山内康一さん、ぼくの全然知らない学者さんである。
コラムのタイトルは「科学研究衰退させた大学改革/『基礎』支える資金増額を」で、テーマは当然「大学改革」である。
この論文の冒頭は、以下のとおり。
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│ 1980年代以降、世界の科学研究論文数における日本のシェアは拡大し、│
│一時世界2位になったが、2000年代以降は低下し21年には5位となった。 │
│ほかの論文に引用された回数がトップ10%に入る論文数では、01年の4位 │
│から、21年の13位まで下落した。 │
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「01年~21年」って安倍政権ともろに重なってるような気がするが、ぼくの錯覚か?
論文の真ん中辺から。
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│ 競争的資金の増加の背景には「市場のように競争すれば効率的になる」と │
│いう新自由主義的イデオロギーがあるように思う。これはエビデンスに基づ │
│く主張ではなく政治的イデオロギーだ。経済学が教える通り、市場が効率的 │
│である前提は「情報の完全性」だ。未知の領域の研究はその正反対で、市場 │
│競争は研究助成に向かない。 │
└─────────────────────────────────┘
「科学機器を使えば使うほど科学的である」というのは錯覚にすぎないーーと、少なくともぼくは思う。
最後の段落が面白かったので、「改ざんして」紹介する。ヒマな人は、元の文に再生してほしい。
┌─────────────────────────────────┐
│ 学校教育の低迷を脱するにはこれまでの教育改革を見直し、競争的資金を │
│削減して基盤的資金を増額すべきだ。2000年代以降の誤った改革を見直し、│
│「改革疲れ」の現場を救うことから日本の学校教育の再生は始まる。 │
└─────────────────────────────────┘
強く同感するTTである。
(25/01/08午前)
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