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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍を倒そう!(628)<コロナ危機で明?らかになった教育の大分岐(2)>

2020年07月27日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 (前回の続きです)
 講演は午前中で、▲ 午後からは「パネル討議」「全国・大坂からの闘いの報告」が行われた。
 「パネル討議」では、4人のパネラーが以下のような問題について発言した。長くなるので、特に印象に残ったところを紹介します。
 ①天皇奉迎への児童動員と教育勅語教育の是認(東京・Kさん)
  昨年4月、平成天皇は昭和天皇稜へ退位報告をしたが、その際同時に
  <高尾みころも霊堂>も訪問していた。そこには、あらゆる職業に
  従事していたものの労災による死者が祭られており、
  天皇の慰霊を受けるべきものとされていた。(靖国、教育塔に並ぶ施設?)

 ②国家の統制支配とテスト主義・ICTのシステム化(大阪のIさん)
  「教育の自律性を破壊する教育ICT戦略と教育統制」というレジュメにそっての報告。
  現在日本の教育が、<文科省><総務省>《経産省》のタッグチームで行われつつあり、
  特に《経産省》が、「学びのSTEAM化・プロジェクト化」と「学びの自立化・個別最適化」とい方針を出し、
  1人1台パソコン導入や民営化による「未来の学習」で、推進役になっている。
  これらはアメリカのオバマ政権下で始められたものだ。
  これを受け<文科省>は「GIGAスクール構想」を打ち出しているが、
  この整備には膨大な設備やノウハウが必要となる。
  そのため、産業界が課題を考えて、教育産業がプログラムを設計して、
  それを学校が導入することになる(「フルパッケージ」)。
  こうした政界と財界による「未来の学校」像は公教育の破壊となる。

 ③子どもと教員の個人情報の管理と監視(神奈川のTさん)
  コロナでGIGAスクール構想が加速している。
  神奈川高教組の資料では、次のような声も上がっている。
  「G suite について毎週課題が月曜日の朝8時にアップロードされ、
  生徒の中には課題の多さにつぶれかかっている者もいる
  これだけの課題を行う上で、生徒の通信についても不安であるが、PCとスマホでも格差が生まれている」
  これは教育内容の統制につながり、<個別最適化された学び>というのは、自己責任論ではないか
  生徒の様々な情報がビッグデータに集中されることになる。
  しかし、教組にはこれに対する戦略がみえず、心もとない。

 ④国連人権委員会への提起とセアートの勧告実現へ(大阪のYさん)
 ここでは「国連自由権規約委員会第7回日本審査(今年秋予定)に向けた大阪からのレポート」が紹介された。
 そこでは、大阪における「教育長通達」「職員基本条例」「君が代起立条例」
 また「意向確認書」と「意向確認」などは、自由権規約18条、19条に違反する人権侵害であると述べてある。
 なお、大阪の仲間たちはセアート勧告実現のためこの3月ジュネーヴまで行った。国際世論に訴えるため。
  (同行した現職のMさんは、帰国後コロナ感染防止のため
  「自宅研修」をしたが、大阪市教委はそれを認めず、
  8日間の欠勤扱い(約12万円の賃金カット)とした。
  Mさんは不当だとして裁判に訴えることにした。)

 討議は割愛します。

 その後、「全国・大坂からの闘いの報告」として
 <福岡><広島><千葉><東京2人><愛知><大阪7人>の報告があった。
 いずれも困難な状況下、粘り強く闘いが続けられていることが明らかになった。
 その中で、<千葉>の仲間はコロナ禍で職場が混乱するなかで、学校自治、地方自治が問われ、県教委・管理職も混乱し、教員が自主的に動いた学校もあることを紹介、「教員が問われている」と述べた。
 <大阪>の仲間は現在大きな問題になっている「チャレンジテスト」反対の取り組みを紹介、これは「全国化する可能性がある」と述べた。
 集会のまとめに立った大阪のYさんは次のようなことを述べた。
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 コロナ対策で安倍政権の無為・無策が明らかになった。
 また、新自由主義や国家主義の矛盾も顕在化してきた。
 しかし、今これまでの政策を転換しつつある。
 高橋さんの講演では、
  ・「働かせ放題」の変形労働時間制
  ・学校自治・地方自治の闘いの重要性
  ・20人学級要求の課題
 などがが明らかになった。
 市民の意識も変化しつつある。
 多くの人々と手をつなぎ、闘いを進めて行こう。
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 以上、簡単な報告でしたが、私たちは今まさに、<コロナ危機で明らかになった教育の大分岐>の中におり、
 そうした中で、集団の力で全体情況を正確に把握し、集団の力で進むべき道を明らかにしながら、引き続き前進していかねばならないだろう、
 ということを教えてくれた「第10回『日の丸・君が代』問題等全国学習・交流集会」だったと思います。
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 (おしらせ)
 <公開討論会「2020年コロナ禍と学校現場」>
 <日時>2020年9月6日(日)13:00~17:00(で借りています)
 <場所>しごとセンター・地下講堂
 <内容>①参加者からこの間の動きと現状を報告してもらう ②討論 ③提案 ④まとめ
      義務制、高校、特別支援学校、子ども食堂、学生、などの方々に交渉中。
 <対象> 現場教職員をはじめ関心を持つ人々に広く集まってもらう。
 <資料代>500円
 <主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク


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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
 http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト

 http://hinokimi.

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