★ <若者を再び戦場に送るな!(22)自民党総裁選と旧統一教会とのズブズブの関係>
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8月14日岸田首相が退陣を表明した。
旧統一教会や裏金問題を解決することもないままに。
そして現在9人が立候補し総裁選(9月27日)の最中である。
テレビや新聞では毎日それを垂れ流している。
あたかも自民党の「刷新」ができるかのように、また旧統一教会や裏金問題はどこかに行ったかのように。
しかし、9人の述べていることを聞くと、結局、アベ・スガ・キシダ路線の延長・強化である。
軍拡・改憲はもとより経済政策も同じである。
その中でトップの方に名前が出てきた小泉氏は、首相就任後、来年の国会に法案を提出すると公約し、「労働市場改革の本丸である解雇規制を見直す」と述べた。
これこそアベノミクス(新自由主義経済)の行きつく先である。
これだけ、アベノミクスで非正規雇用が増え、貧富の差が拡大し、若者が結婚もできず、少子化を加速させたのに、さらに首切り容易法案を出そうとしている。
労働者はまさに無権利状態(賃金奴隷状態:奴隷は家族を持てなかった)に置かれることになろう。
これは自民党政治の「刷新」どころか「促進」に他ならない。
さすがに、これに対しては他の候補者からも疑問の声は上がっているが、「新自由主義」の自民党としてその方針は変わらないのである。
だから、日本社会は多くの人々にとっては極めて生きにくい社会になっていくだろう。
ところで、本日の「朝日」一面に大きく、「安倍氏、旧統一教会会長と面談か」という記事がでた。
その記事には、当時の安倍首相、萩生田経済産業相、岸防衛相が、参院選直前の2013年6月30日、自民党本部の総裁応接室で、旧統一教会の徳野会長、国際勝共連合の太田会長、勝共連合の幹部2人と会い、面談している様子がわかる写真まで出ている。
また、関係者の話では、これは「4日後に公示を控えた参院選で、自民党比例区候補の北村経夫・現参院議員を教団側が全国組織を生かして支援することを確認する場だった」という。
これらのことはこれまで全く明らかにされなかった。
特に一番旧統一教会とつながりが強かった安倍氏に関してはすでに亡くなっているからとして調査もせずに、岸田首相は安倍氏を「国葬」にしたのだった。
これほどヒドイ話はない。
そしてその旧統一教会や国際勝共連合が、その後安倍独裁政権を作り出し、日本を支配したと言っても過言ではないだろう。
その政治の流れは途切れることがなく続き、今回の総裁選でもさらにはっきりしてきている。
だから、日本社会は多くの人々にとっては極めて生きにくく、行きつくところ「貧困と、戦争への総動員の社会」になっていくだろう。
現在、立憲民主党の代表選(9月23日)も行われている。4人で。
しかし現在トップの野田氏は消費増税と原発再稼働を行い、尖閣諸島の国有化で中国との関係を一気に悪化させた人物である。
枝野氏は共産党との野党共闘に曖昧な姿勢である。
泉氏は改憲を唱える国民民主との連携に軸足を置いている。また自民党の新自由主義政策「NISA」を高く評価している。
唯一、吉田候補だけが、食料の消費税ゼロや、教育費無償化、原発ゼロ、軍拡ではなく平和、改憲反対の立場を示している。
もし、吉田候補が今回でなければ、立民の代表選は自民の総裁選に埋もれていただろう。
しかし、この吉田氏が当選するのはなかなか困難である。
今後、今回の「朝日」の記事などで、情勢がどう動いていくかはわからないが、多くの人々にとってはさらに悪化していく可能性が高いと思われる。
しかし、悪化していけば、人々は政治家には任せられないとして、「草の根」(草莽)から声を上げることになるだろう。
最近各地で起きている
ミサイル基地や弾薬庫反対、
原発再稼働反対、
環境破壊反対、
都市再開発反対、
公共サービス切り捨て反対、
万博への生徒動員反対、
パワハラ反対、
物価高反対、
労働運動への弾圧反対、
などなど。
したがって今は、そうした各地の「草の根」からの運動を大事にし、お互い連絡を取り合い、粘り強く発展させることが何より大事ではないだろうか。
「草の根から世界は変わる」のである。
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