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米朝対話ムードに逆らって、軍備増強・軍事訓練に走る安倍内閣

2018年05月30日 | 平和憲法
 ◆ 日本の暗雲 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 どんよりとした梅雨空。朝からテレビで国会中継を眺めていた。
 森友・加計。安倍首相の妻と腹心の友が関わった学校建設をめぐる公文書の隠蔽(いんぺい)、改竄(かいざん)、破棄。その疑惑をウソの壁で守らせ、首相は「一点の曇りもない」とうそぶく。
 森友、加計に目を奪われている間に、自民党はGDP(国内総生産)1%を厳守してきた防衛費の枠を撤廃して、十年後には2%を目指す方針を固めた。
 それと同時に、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を空母化させる改修工事も計画されている。
 航空自衛隊の青森県三沢基地に二月、F35が一機配備され、最終的には四十二機態勢となる。一機百四十七億円。ざっと数えてこれだけで六千億円以上。
 ほかにも本年度だけでもオスプレイ四機、三百九十三億円。それぞれ米軍需産業からの購入となる。
 国会混迷の裏でひそかに軍備が増強され、軍事訓練が盛んに行われでいる。
 三沢基地には先週まで、航空自衛隊のF35と米海兵隊岩国基地(山口県)のF35の八機などが集結、太平洋上や秋田県西方の日本海上で約十日間、空対空、実戦的な日米共同訓練が行われていた。
 安倍内閣は北朝鮮との対話ムードに逆らって、相変わらず制裁強化を主張しているが、まず身内の森友・加計の「ウミ」をだして、日本列島の暗雲を払うべきだ。
『東京新聞』(2018年5月29日【本音のコラム】)

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