パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

マスコミが報じなかった、菅の初外遊の目的は「武器輸出」だったことが詳しい『朝雲』

2020年12月25日 | 平和憲法
  =立川テント村通信=
 ◆ 朝雲レポート(9/24号~11/19号)


 ★9月16日、安倍の弟、岸信夫が、新防衛大臣に就任した。
 特別儀杖隊の栄誉礼を受け、殉職隊員慰霊碑に献花、主要幹部の前で訓示した。
 日米同盟の強化、厳しさを増す安保環境、辺野古が唯一の選択肢お決まりの訓示
 ★9月9日、ニューデリーで日印ACSA(物品役務相互提供協定)に駐印大使と印国防次官が署名。共同訓練、災害救援、PKOでの連携が円滑になるという。
 気付けば、米、豪、英、加、仏に続いて6力国目だ。(9/24号)。
 ★前号に続いて「リムパツク初参加の思い出」を掲載。海自OBが執筆。必要なのは、進歩した武器よりも「シーマンシップの技量(うで)」「意志の力、度胸以外の何物でもない」。上官からも「勝たねば生きて帰るな」と怒鳴られた逸話。自慢話の連続。旧軍の体質とまったく変っていないのが分かる。
 「たとえ小型とはいえ、空母を持つということは大変頼りになる」。「いずも」型の空母化も、こんな考えで決まったのだろうか(10/1号)。
 ★10月1日、横須賀に「海上作戦センター」が完成し、「艦隊情報群」が新編された。
 海上作戦センターは、主力司令部を集約した施設で、艦隊情報群は、約230人で「作戦情報隊」「電磁情報隊」から構成される(10/8号)。
 ★コラム「春夏秋冬」小谷賢(日大危機管理学部)が日本学術会議の問題で執筆。軍事研究を行わないとする声明に文句をつける
 かつて軍事技術といえば大砲や戦艦が「連想されたため」「理解できる」。だがいまは、軍事・民生技術の境目がなくなった。学問研究は個人の自由で「外部の組織なりが制限することには、やや違和感を覚える」というもの。
 技術の境目は不明確でも研究の目的は常に明確だ。防衛省の助成金であればなおさらだ。また学術会議が軍事に協力する学者に何か制限をしたなど聞いたことがない(10/15号)。
 「朝雲寸言」も名指しはせず「安全保障体制の充実にブレーキをかけることに熱心な人々が主導する国の機関」の在り方を再検討すべきという(10/22号)。
 ★10月18日から21日まで行われた菅の初外遊
 目的は武器輸出だったことはまったくマスコミでは報じられなかった。
 ベトナムの首相とは「防衛装備品・技術移転協定」の締結で合意。米英豪仏伊独印比、マレーシアに続いて10力国目。
 インドネシアとも大統領と「防衛装備品」の移転に向けた協議加速で一致した。その後、11月3日に、少人数で運用でき機雷除去も行える護衛艦「30FFM」を輸出する計画が明らかになった。
 難航している武器輸出だが、少しずつ拡大していくのかもしれない。日本も死の商人の仲間入りを果たしていくのか。(10/29号)。
 ★横田のCV22オスプレイが四国沖で「かが」に着艦した日米合同演習「キーンソード」。コロナ以後最大の演習。自衛隊3万7千人、米軍9千人が参加。鹿児島県の臥蛇鳥ではF2も投入して上陸訓練を実施。
 10月30日の読売では、時期不明だが南西諸島で陸自がなんと14万入の演習を計画しているとの報道もあった。軍事演習が大規模化している。
 ★10月30日、F2戦闘機の後継となる次期戦闘機開発で、防衛省は三菱重工と主導的企業としての契約を結んだ。2035年の配備を目指す。
 F2と同様なら100機ほどが生産され、数兆円の税金が費やされる。早く止めてほしい(11/5号)。
 ★自衛隊のカレーといえば海自。海目に対抗してか、空自の三沢基地が「F35Aカレー」なるものを商品化した。
 特徴は、ステルス戦闘機F35Aに因んで口に入れた後から香辛料が香ってくる「ステルス味」だそうだ。レトルトの200g入りで税込み648円。高い!
 香りは味ではないと思うが、F35Aのように墜落しなければいいが…(11/12)。
 ★現在、全国の地方協力本部では来年の募集広報用ポスターの作製が進められているそうだ。
 愛知では県の後援を得て、デザインコンテストが開かれた。高校67点、専門学校120点、の応募があり、それぞれ最優秀作品が決まった。
 しかし、どちらもアニメの萌えキャラ風の女性自衛官がブルーインパルスをバックに敬礼するデザイン。また萌え?いつまでこの路線で行くつもりなのか。勇猛な感じよりはマシなのかなあ(11/19号)。
『立川テント村通信 514号』(2020年12月1日)

コメント    この記事についてブログを書く
« 中教審「新しい時代の初等中... | トップ | 『岡村発言から買春容認社会... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

平和憲法」カテゴリの最新記事