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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

七生養護処分撤回判決公判

2008年02月19日 | 平和憲法
 ◎ 都立七生養護学校教育介入事件
 金崎満元校長への不当処分撤回を求める裁判
 注目の判決! 2月25日(月)
13時~ 東京地方裁判所722号法廷

  傍聴者は12時45分集合
  判決後、ただちに記者会見(裁判所内)と報告集会(弁護士会館にて)

 ◆ 都立七生養護学校への乱暴な教育介入


 この事件は2003年7月2日、東京都議会で質問に立った土屋敬之議員(民主党)が「とんでもない性教育歩行われている」と都立七生養護学校の教育について攻撃をし、石原慎太郎都知事、横山洋吉教育長(当時)が同調。一方的に不適切な性教育と断定。
 翌日、直ちに七生養護学校へ土屋敬之(民主)、田代博嗣(自民)、古費俊昭(自民)の3人の都議会議員、教育庁指導部、産経新聞記者が押しかけ、恫喝まがいいの言動を繰り返し、保健室にあった性教育教材やビデオ人形などを持ち去ったもの。
 数日後、30名もの指導主事を大挙動員して七生養護学校の全教職員の事情聴取を強行した。
 都教委は10日後には盲ろう養護学校経営調査委員会を立ち上げ、全障害児学校を調査、その結果、半数の28校で学級編制、研修承認、性教育などで不正、不適切があったとして金崎満元七生養護学校長を含む195人の大量処分を強行。
 この1ヶ月後、10月23日には国歌斉唱、国旗掲揚を強制する卒業式入学式等における実施指針(「10・23通達」)が都立学校長に職務命令として発出された。現在まで全国に例を見ない処分乱発の教育介入が続いている。

 ◆ 反撃・・・裁判で都教委の暴挙を告発!

 情緒障害児の学級編制、勤務時間の調整、研修の承認で不正があったとして一ヶ月の停職と校長降任処分を不当として金崎満さんが提訴(金崎裁判)
 また、当時の七生養護の教員と保護者31名が名誉毀損と損害賠償を求めて都教委、3人の都議会議員、産経新聞社を相手に裁判を起こしています(ここから裁判)
 この間の審理で、「七生養護では都教委の作成した『性教育の手引き』にもとづいて教育を行ってきた」ことが明らかにされ、「不適切な性教育」と断定し処分を強行した都教委は自己矛盾に陥っています。
 また、金崎さんの裁判でも「学級編制では都教委の指示した条件を満たしている」ことを証拠を挙げて追求。充分な調査もせずに「処分先にありき」の不当なものであることが鮮明になりました。二つの裁判で都教委の誤りを認めさせ勝利をめざしています。みなさんの支援をお願いします。

 石原都政・都教委の教育破壊を告発する!金崎先生への不当処分撤回を求める裁判支援の会
  東京都千代田区二番町12-1 東京都障害児学校教職員組合 気付


『七生養護学校裁判』
http://wind.ap.teacup.com/people/1940.html

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