《6・20再雇用拒否撤回第2次裁判第13回ロ頭弁論》から
◆ 再雇用拒否撤回を求める第二次原告団からの報告及びお礼
約1年ぶりの口頭弁論が去る6月20日東京地裁で行われました。
原告全員の意見陳述を終え、今回から証人尋問が始まり、元保護者(元江北・定PTA会長)と原告のIさんが証言台にたちました。
元保護者からは原告のTさんが処分された時の卒業式の様子を詳細に報告。それを理由に再雇用に合格していたものが取り消されたことを後で知りとても驚いたことなどを話されました。
また、都教委の代理人弁護士による反対尋問にも臆することなく、式は混乱なく進行したこと、卒業生の半数が起立しない状況を見て自らの祝辞の内容を変更して卒業生を称えたことなどしっかりした口調で話されました。(下記参照)
I さんは自身の強い信念にもとづく「日の丸・君が代」強制に反対する思いを述べました。生徒への「内心の自由」や「起立斉唱の自由」が保障されるなら起立もやむを得ないと考える日々の中、不整脈を発症するという身体的打撃を受けたことや、経済的なことと教育の仕事を退職後も続けていきたいと考えていたが不採用になったことの理不尽さを訴えました。
後に聞いたことであるが、娘さんがお二人傍聴に来ておあられたとのこと、裁判長に向かって堂々と証言する父親の背中は大きく立派に映ったのではないでしょうか。
【「あえて地雷を」とPTA会長挨拶】
都内東部地域、ある都立定時制高校の卒業式で司会の声が体育館に響いた。「国歌斉唱、ご起立ください」。
しかし保護者席の一部と、卒業生の多くは着席したままだった。
副校長らしき人が声を張り上げて、「卒業生は起立してください!」と2回繰り返した。それでも半数以上の卒業生は起立しなかった。
CDから「君が代」が流れ出した。「君が代」は歌う人もいたし、歌わない人もいた。…【中略】…
都教委の型通りの挨拶に続いて、PTA会長に順番が回ってきた。「あえて地雷を踏ませてもらいます。」と会長は語り始めた。
「先ほど国歌斉唱のときには着席した人や、歌わない人など、いろいろな人がいました。社会人になると長いものに巻かれて、自分の主張を通すというのはなかなか難しい。しかし(ずさんな品質管理が問題になった)不二家の事件などもそうですが、長いもの巻かれることで、会社が規模縮小や倒産してしまうこともあります。社会の中で自分の思っていることを貫くのは難しいですが、正しいと思う道を進んでください」。
在校生の母親でもあるPTA会長が話し終えた瞬間、卒業生や在校生、保護者の席から共感の拍手が鳴り響いた。
都教委の時には誰も拍手をしなかったのとは、対照的な光景だった。
「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第2次原告団
代表07年:泉健二(元目黒)、08年:永井栄俊(元五商定)、09年:水野彰(元田無)
◆ 再雇用拒否撤回を求める第二次原告団からの報告及びお礼
約1年ぶりの口頭弁論が去る6月20日東京地裁で行われました。
原告全員の意見陳述を終え、今回から証人尋問が始まり、元保護者(元江北・定PTA会長)と原告のIさんが証言台にたちました。
元保護者からは原告のTさんが処分された時の卒業式の様子を詳細に報告。それを理由に再雇用に合格していたものが取り消されたことを後で知りとても驚いたことなどを話されました。
また、都教委の代理人弁護士による反対尋問にも臆することなく、式は混乱なく進行したこと、卒業生の半数が起立しない状況を見て自らの祝辞の内容を変更して卒業生を称えたことなどしっかりした口調で話されました。(下記参照)
I さんは自身の強い信念にもとづく「日の丸・君が代」強制に反対する思いを述べました。生徒への「内心の自由」や「起立斉唱の自由」が保障されるなら起立もやむを得ないと考える日々の中、不整脈を発症するという身体的打撃を受けたことや、経済的なことと教育の仕事を退職後も続けていきたいと考えていたが不採用になったことの理不尽さを訴えました。
後に聞いたことであるが、娘さんがお二人傍聴に来ておあられたとのこと、裁判長に向かって堂々と証言する父親の背中は大きく立派に映ったのではないでしょうか。
【「あえて地雷を」とPTA会長挨拶】
都内東部地域、ある都立定時制高校の卒業式で司会の声が体育館に響いた。「国歌斉唱、ご起立ください」。
しかし保護者席の一部と、卒業生の多くは着席したままだった。
副校長らしき人が声を張り上げて、「卒業生は起立してください!」と2回繰り返した。それでも半数以上の卒業生は起立しなかった。
CDから「君が代」が流れ出した。「君が代」は歌う人もいたし、歌わない人もいた。…【中略】…
都教委の型通りの挨拶に続いて、PTA会長に順番が回ってきた。「あえて地雷を踏ませてもらいます。」と会長は語り始めた。
「先ほど国歌斉唱のときには着席した人や、歌わない人など、いろいろな人がいました。社会人になると長いものに巻かれて、自分の主張を通すというのはなかなか難しい。しかし(ずさんな品質管理が問題になった)不二家の事件などもそうですが、長いもの巻かれることで、会社が規模縮小や倒産してしまうこともあります。社会の中で自分の思っていることを貫くのは難しいですが、正しいと思う道を進んでください」。
在校生の母親でもあるPTA会長が話し終えた瞬間、卒業生や在校生、保護者の席から共感の拍手が鳴り響いた。
都教委の時には誰も拍手をしなかったのとは、対照的な光景だった。
(月刊「創」2007・5月号ジャーナリスト池添氏)
「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第2次原告団
代表07年:泉健二(元目黒)、08年:永井栄俊(元五商定)、09年:水野彰(元田無)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます