<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
コロナ禍と安倍の改憲目論見の中で、▲ 北村小夜(1925~)さんの
『新装増補版・慈愛による差別』(2020年4月5日初版、梨の木舎、2200円+税)
が出版されました。
なぜこの増補版を出すことになったかについて、北村さんは以下のように書いています。
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このたびの明仁から徳仁への代替わり騒動の最中に、『慈愛による差別』を再販しようという声が上がった。
『慈愛による差別』を出版したのは1991年、裕仁から明仁への代替わりの直後であった。
そのイベントに多くの人が釈然としないものを持ち論議かけなわであった。
しかし、・・・安倍が居座る中、つぎつぎに起こる思いがけない事件に追われているうちに生前退位などと言いだされ、課題が続いていることに気が付いたわけである。・・・
平成という30年間を大雑把に概観すれば、科学・情報等の急速な発達の中で、官僚の道義の退廃、ひたすら逆戻りの一途であったように思う。
典型的なのが「日の丸・君が代」の強制と定着である。
(この後、学習指導要領の変遷と「日・君」の強制の動きを紹介し、次のように述べている)
しかし、裕仁の死、「大喪の礼」をへて1989年3月に告示された指導要領は強制を通して天皇制の再編成を目指す政府の強い意志が示された。
(その後、1999年の国旗・国歌法の成立と、その際北村さんが衆院公聴会に公述人として出席し、「再び軍国少女を作るな」と述べたことなどを紹介し)
成立するや、政府見解では、義務付け強制はしないと明言していたにもかかわらず、全国各地の教育委員会により急速に強制実施されていった。
(その後、2003年の東京都教育員会の「10・23通達」にふれ)
・・当然のこととして自由を求める教師たちの闘いは多くの処分者を生んだ。子とも中心の卒業式は姿を消し、学校は一見平穏に見えるが、水面下を含め闘いは続いている。
2006年には個の人格形成を目指してきた教育基本法が国家の形成者を目指すべく改訂された。・・・
2018年からは道徳が教科化されたがいじめも不登校も増え続けている。
一方誰の手にも負えない原発問題を先送りしながらオリンピックをやろうとしている。・・・7・23天皇徳仁が名誉総裁として開会を宣言する。
(そして以下のように結んでいる)
代替わり騒動以来、天皇や皇族が身近に出没することが多くなった。
そんな出会いのなか責任を追及すべきなのに闘いの焦点を見失ってしまう人が後を絶たない。
救われるのは世に弱者(障害者・優生手術被害者・ハンセン病家族・・・)と言われ差別されてきた人たちの立ち上がりである。
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以下、
今から、29年前に出された本の増補版ですが、現在私たちが考えるべき内容を沢山含んでいます。
北村さんは、現状について、
「代替わり騒動以来、天皇や皇族が身近に出没することが多くなった。そんな出会いのなか責任を追及すべきなのに闘いの焦点を見失ってしまう人が後を絶たない」と指摘しています。
これは危険なことだと思います。
皆さんの中にはすでに1991年版を読まれている方も多いと思いますが、私を含めそうでない方もいると思いますので,以下何回かに分けて紹介していきたいと思います。
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.
コロナ禍と安倍の改憲目論見の中で、▲ 北村小夜(1925~)さんの
『新装増補版・慈愛による差別』(2020年4月5日初版、梨の木舎、2200円+税)
が出版されました。
なぜこの増補版を出すことになったかについて、北村さんは以下のように書いています。
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このたびの明仁から徳仁への代替わり騒動の最中に、『慈愛による差別』を再販しようという声が上がった。
『慈愛による差別』を出版したのは1991年、裕仁から明仁への代替わりの直後であった。
そのイベントに多くの人が釈然としないものを持ち論議かけなわであった。
しかし、・・・安倍が居座る中、つぎつぎに起こる思いがけない事件に追われているうちに生前退位などと言いだされ、課題が続いていることに気が付いたわけである。・・・
平成という30年間を大雑把に概観すれば、科学・情報等の急速な発達の中で、官僚の道義の退廃、ひたすら逆戻りの一途であったように思う。
典型的なのが「日の丸・君が代」の強制と定着である。
(この後、学習指導要領の変遷と「日・君」の強制の動きを紹介し、次のように述べている)
しかし、裕仁の死、「大喪の礼」をへて1989年3月に告示された指導要領は強制を通して天皇制の再編成を目指す政府の強い意志が示された。
(その後、1999年の国旗・国歌法の成立と、その際北村さんが衆院公聴会に公述人として出席し、「再び軍国少女を作るな」と述べたことなどを紹介し)
成立するや、政府見解では、義務付け強制はしないと明言していたにもかかわらず、全国各地の教育委員会により急速に強制実施されていった。
(その後、2003年の東京都教育員会の「10・23通達」にふれ)
・・当然のこととして自由を求める教師たちの闘いは多くの処分者を生んだ。子とも中心の卒業式は姿を消し、学校は一見平穏に見えるが、水面下を含め闘いは続いている。
2006年には個の人格形成を目指してきた教育基本法が国家の形成者を目指すべく改訂された。・・・
2018年からは道徳が教科化されたがいじめも不登校も増え続けている。
一方誰の手にも負えない原発問題を先送りしながらオリンピックをやろうとしている。・・・7・23天皇徳仁が名誉総裁として開会を宣言する。
(そして以下のように結んでいる)
代替わり騒動以来、天皇や皇族が身近に出没することが多くなった。
そんな出会いのなか責任を追及すべきなのに闘いの焦点を見失ってしまう人が後を絶たない。
救われるのは世に弱者(障害者・優生手術被害者・ハンセン病家族・・・)と言われ差別されてきた人たちの立ち上がりである。
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以下、
<序章 軍国少女はつくられた>となっています。
<第一章 教科書に見る天皇・障害者>
<第二章 分に応じる障害者・分を越える障害者>
<第三章 障害者を排除し続ける学校>
<第四章 「健康」もスポーツも人間のものでなくなった>
<第五章 「巡幸」にあやかる人・犠牲になる人>
(増補)
<増補1 天皇制と道徳の教科化>
<増補2 パラリンピックは障害者差別を助長する>
<増補3 教育勅語から脱却できない日本人>
<新装増補版 あとがき>
今から、29年前に出された本の増補版ですが、現在私たちが考えるべき内容を沢山含んでいます。
北村さんは、現状について、
「代替わり騒動以来、天皇や皇族が身近に出没することが多くなった。そんな出会いのなか責任を追及すべきなのに闘いの焦点を見失ってしまう人が後を絶たない」と指摘しています。
これは危険なことだと思います。
皆さんの中にはすでに1991年版を読まれている方も多いと思いますが、私を含めそうでない方もいると思いますので,以下何回かに分けて紹介していきたいと思います。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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