パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ジャーナリスト大賞に東京新聞など

2012年01月16日 | 平和憲法
 ■ 新聞労連大賞に琉球新報など 疋田賞は沖縄タイムス

 新聞労連は13日、平和・民主主義の確立、言論・報道の自由などに貢献した記事を表彰する「第16回新聞労連ジャーナリスト大賞」に、琉球新報「米軍普天間飛行場返還・移設問題をめぐる沖縄防衛局長による不適切発言の報道」と、東京新聞福島第1原発事故をめぐる特報面などの一連の報道」を決定したと発表した。
 優秀賞は、沖縄タイムス平安名純代米国特約記者の「ワシントン発一連の基地報道」毎日新聞さいたま支局の「埼玉県警の虚偽証言強要疑惑」
 疋田桂一郎賞は、沖縄タイムス大野亨恭記者の「不発弾処理問題」に決まった。
『東京新聞』(2012/01/13【共同通信】)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012011301001706.html
 ■ 本紙に新聞労連大賞 防衛局長発言報道で選定

 日本新聞労働組合連合(東海林智委員長)は13日、平和・民主主義の確立、言論・報道の自由などに貢献した記事・企画・キャンペーンを表彰する第16回新聞労連ジャーナリスト大賞に、琉球新報社の「米軍普天間飛行場返還・移設問題をめぐる沖縄防衛局長による不適切発言の報道」と東京新聞社の「福島第1原発事故をめぐる特報面などの一連の報道」を選定した。
 琉球新報社は普天間飛行場返還・移設問題で、政府が進める名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の提出時期をめぐり、田中聡前沖縄防衛局長が2011年11月28日夜に開かれた非公式の記者懇談会で「これから犯す前に犯すと言いますか」と発言したことを、公共性・公益性に照らして読者に知らせるべきと判断し、翌29日付1面で報じた。
 優秀賞は、沖縄タイムス社平安名純代米国特約記者による「ワシントン発一連の基地報道」と、毎日新聞社さいたま支局取材班による「埼玉県警の虚偽証言強要疑惑」疋田桂一郎賞沖縄タイムス社通信部南部総局・大野亨恭記者の「不発弾処理問題」が選ばれた。
 ◆ 「書かなければ闇に」記事化を評価する声
 新聞労連の第16回ジャーナリスト大賞に決まった琉球新報社の「米軍普天間飛行場返還・移設問題をめぐる沖縄防衛局長による不適切発言の報道」については、選考の席でオフレコ懇談を報道したことをめぐり、賛否の議論もあったが「きちんと評価すべき報道で大賞に値する」との評価でまとまった。
 4氏による選考では「琉球(新報)が書かなければ発言は闇の中に葬られていた」(藤田博司・元共同通信論説副委員長)、「『オフレコ』とさえ言えば済むという状況が広がる中で、きちんと書いたことは評価に値する」*(柴田鉄治元朝日新聞社会部長)などと評価された。
 大賞受賞について玻名城泰山琉球新報社編集局長は「普天間返還問題は1995年に起きた、沖縄駐留米兵らによる小学女児集団暴行事件が源流である。今回のような著しく人権感覚を欠く政府幹部の発言は許されず、記者やデスクらが敏感に反応した公益性に照らし、県民や読者に知らせるべきだと判断して報道に踏み切ったが、全国的にも支持していただき、身が引き締まる思いである。賞を励みに、これからも人々の尊厳を守り抜く取材・報道に努めていきたい」とコメントした。
 今回の対象作品は2011年1月1日から12月末日までに紙面化された記事など。選考委員はほかに鎌田慧氏(ルポライター)、北村肇氏(週刊金曜日発行人)
『琉球新報』(2012年1月14日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186231-storytopic-1.html
 ■ 本紙2記者を表彰 新聞労連

 平和・民主主義の確立や、言論・報道の自由などに貢献した記事に贈る「第16回新聞労連ジャーナリスト大賞」(主催・新聞労連)が13日発表され、沖縄タイムス社の平安名純代(へいあんなすみよ)・米国特約記者の「ワシントン発一連の基地報道」が優秀賞を受賞した。本紙の同賞受賞は3年連続6度目。
 平安名記者は「米国で取材を進める過程で、小さな沖縄が抱える問題が日米関係にいかに深く根差しているかを痛感している。受賞を励みに今後の取材によりまい進していきたい」とコメントした。
 さらに人権侵害の糾弾や、報道の在り方に新たな教訓を引き出した検証記事などが対象の「第6回疋田(ひきた)桂一郎賞」に、沖縄タイムス社南部総局の大野亨恭(あきのり)記者による「不発弾処理問題」が選ばれた。
 本紙の同賞受賞は2年連続で、県内から2人目。大野記者は「社会的弱者が法制度のはざまで取り残されている様子は異常だった。安心して暮らせる社会を実現するには、なお法整備など課題が山積している」と継続した報道に決意をみせた。
 授賞式は25日、東京都の台東区民会館で開かれる。

『沖縄タイムス』(2012年1月14日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-01-14_28481/
 ■ 新聞労連ジャーナリスト大賞:毎日新聞さいたま支局に優秀賞

 新聞労連は13日、過去1年間の優れた記事・企画を表彰する第16回新聞労連ジャーナリスト大賞の選考結果を発表し、毎日新聞さいたま支局取材班の「埼玉県警の虚偽証言強要疑惑」が優秀賞を受賞した。
 支局取材班は、埼玉県深谷市議選を巡る公職選挙法違反事件の捜査で、「県警に虚偽証言を強要された」という住民らの訴えを丹念に取材し、報道。選考委員は「地域の小さな事件とされがちな問題を粘り強く取材し、冤罪(えんざい)を防止した」などと評した。
 大賞は琉球新報編集局の「米軍普天間飛行場返還・移設問題をめぐる沖縄防衛局長による不適切発言の報道」と、東京新聞特別報道部の「福島第1原発事故をめぐる特報面などの一連の報道」。優秀賞は他に、沖縄タイムスの平安名純代・米国特約記者の「ワシントン発一連の基地報道」が、疋田桂一郎賞には沖縄タイムスの大野亨恭記者の「不発弾処理問題」が選ばれた。

『毎日新聞』(2012年1月14日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120114ddm012040106000c.html

コメント    この記事についてブログを書く
« 処分撤回を求めて(215) | トップ | 未完の大作『板橋高校卒業式... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

平和憲法」カテゴリの最新記事