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郵便振替で、口座番号 00150-1-612629(加入者名「藤田先生を応援する会」)に、年会費、一般¥3,000、学生¥1,000を振り込んで下さい。「藤田先生を応援する会通信」を送らせていただきます。
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2006/09/24(日) 判決
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原告らの請求は無名抗告訴訟であり、そのうち1及び3は公的義務の不存在確認請求、2及び4は予防的不作為請求である。丁事件「第1 請求」の2は、「差止めの訴え」であると書かれている。
事前の救済を認めなければ著しく不相当となる特段の事情がある場合にはこれらの請求が認められると解される。「差止めの訴え」とは、行政庁が一定の処分又は裁決をすべきではないにもかかわらずこれをしようとしている場合において、行政庁がその処分又は裁決をしてはならない旨を命ずることを求める訴訟である。
判決は、被告都教委が懲戒処分をすることは、裁量権の範囲を超え若しくはその濫用であるとして、懲戒処分をしてはならないと命じている。 そうだとすると、差止めの訴えの理念からして、高裁の判断が出るまでの間、都教委は一旦10,23通達を白紙に戻さねばならない。 処分は当然出来ないと考えるべきだ。
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2006/09/25(月) 判決
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刑事事件で死刑を求刑された者が無罪であった場合、被告は釈放される。
予防訴訟一審判決で差止めが認められたのであるから、都教委は高裁判決が出るまでの間、すべてを白紙に戻さねばならない。
再雇用職員の解雇は直ちに取り消さねばならないと解するのが相当である。首にされた者、再雇用を拒否された者、20余名は教壇に直ちに復帰することとなる。これがこの判決の命ずるところである。
行政庁である都教委が、三審制を盾にして司法の命に服さないというのは言語道断である。平成16年法律第84号による改正後の行政事件訴訟法3条7項の差止めの訴えが認められた以上、被告都教委はそれに従わねばならない。どうなってんだ。
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2006/09/26(火) 敗北主義
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働く者すべてが不当にもその職を追放された場合、現状復帰、地位保全、仮処分を求めるのは当然のことである。それはアルバイトであろうと嘱託であろうと何ら関係ない。
再雇用教員が教壇を追放されてすでに2年半経過している。 65歳を超えてしまった者もいるであろう。 時間はない。 地位保全、現状復帰の訴えを早急に起こすべきだ。 本訴と並行して起こすことに躊躇することはない。 正当な主張を遠慮することはないのだ。 仮に負けても、負けても負けても提訴し続けるべきである。
本訴に悪影響を与えるという発想はまこと敗北主義というべきか。 一度も使ったことのなかった敗北主義などという古典語を使うとは我ながら不安を覚えるが。
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2006/09/27(水) 事故
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見てると信号の青だけを信用して真っ直ぐ前を向いて渡っている人が多い。 信じられないことだ。
車から歩行者は常時死角に入る。 特に暗い道、雨の時など左折右折時に歩行者が見えないときが多い。 アスファルトジャングルの都会においては人は常時猛獣の飛来を警戒すべきである。 右左首を振りつつ歩くのがみっともないと思っているのだろうか。 いつ轢かれてもかまわぬという諦観があるのか。
服には反射帯の接着を義務付けるべきである。 夜道、歩道のないところで黒い服を着て白線の傍を歩かれては全く発見し難い。 車も左側を照らす照明設置を義務付けるべきである。
道端に花束の置かれているのを見るたび事故の悲惨さを思う。 猫とこのことのみで人間は連帯しているのであろうか。
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2006/09/28(木) 女系
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男系、女系がかまびすしい。初めから女系である。
女神、アマテラスの男の子であるアメノウシホミミが別元神、タカムスビの娘と契る。
その子、ホノ二ニギは半神半人であって父に代わり三種の神器を持ち降臨する。
ホノ二二ギはコノハナサクヤヒメとの間にホヲリを産む。
ホヲリは山幸彦とも言われ、海神・トヨタマヒメと縁を結ぶ。この海神は鰐である。
両者の間に産まれたのが産屋の屋根も間に合わなかったウガヤフキアエズである。
彼は、トヨタマヒメの妹であるタマヨリヒメとの間にカムヤマトイハレビコ即ち神武天皇とされる人物を産むのである。神武の女系の祖は海神である。
男子を経ての女系であればカヤノヒメでもあり、アマテラスでもあり、イザナミでもある。男系の祖はスサノヲということになるのか。
頭が混乱してきた。いずれにしても、山の神、海の神相俟っての壮大な物語ではある。
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2006/09/29(金) 男系
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神話世界における山ノ神、海の神の交合による初代神武からの数世紀は別として、6世紀の継体以降はそれとなく男系と言われている。
男系とは男系遺伝子を持つという意味なのであろう。 そうだとすると、この日本列島天皇一族の男系遺伝子を持つ者数多いてそれこそ限りがない。
世の男系でなければとの説なり、現皇室典範の第一章、第一条、「皇位は、皇統に属する男系男子が、これを継承する。」は如何なる意味を持つのか。
一つは男尊女卑思想であろう。 男中心の世界観である。 あほらしいといえばとことんあほらしいが真相はこの辺にあるのではないか。 それと祖先供養、近親愛護、家という観念であろう。
少子化が進む中で家が崩壊しつつある。 墓苑に聞いたら何十年分一括管理費は受け取らないという。 成る程、払う者がいなくなったら墓は整理できるというわけか。
この間、彼岸に墓参りに行ったら、花もなく侘びしい墓の多いことよ。 余った水を掛けて来たけど余計なことはするなと言う声が聞こえて来そうであった。
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2006/09/30(土) 影
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障子というのは誰が考え出したものか。 平安時代ということらしいが大した物だ。 内外を完全に隔てるのに光のみ進入する。
秋の一日、西日が穏やかに障子に映える。 庭木の金木犀、花見月、飯桐などが強い風にそよいでその葉陰を障子に映し出す。 木漏れ日の移ろいと葉陰のそよぎ。 これぞ障子の命なのであろう。
一枚の紙が外の世界の光と影を表出してまことに幻想的である。 プラトンも障子を見つめてすべては影、と言ったのであろうか。
水、空気、風、光と影、これら命の源を観照できるのも、飯を食って生きているからであろうが、うろちょろしている人間なんかの動物よりも、風にそよぎつつ地中に根を張って長く生き抜いている樹木の方が世の中を的確に見抜いている気がしてならない。 彼らには敵わない。
◆藤田の日記
http://ip.tosp.co.jp/NIki/TosNK100.asp?I=fujita63&Dt=20060923&SPA=10&Pw=
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2006/09/24(日) 判決
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原告らの請求は無名抗告訴訟であり、そのうち1及び3は公的義務の不存在確認請求、2及び4は予防的不作為請求である。丁事件「第1 請求」の2は、「差止めの訴え」であると書かれている。
事前の救済を認めなければ著しく不相当となる特段の事情がある場合にはこれらの請求が認められると解される。「差止めの訴え」とは、行政庁が一定の処分又は裁決をすべきではないにもかかわらずこれをしようとしている場合において、行政庁がその処分又は裁決をしてはならない旨を命ずることを求める訴訟である。
判決は、被告都教委が懲戒処分をすることは、裁量権の範囲を超え若しくはその濫用であるとして、懲戒処分をしてはならないと命じている。 そうだとすると、差止めの訴えの理念からして、高裁の判断が出るまでの間、都教委は一旦10,23通達を白紙に戻さねばならない。 処分は当然出来ないと考えるべきだ。
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2006/09/25(月) 判決
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刑事事件で死刑を求刑された者が無罪であった場合、被告は釈放される。
予防訴訟一審判決で差止めが認められたのであるから、都教委は高裁判決が出るまでの間、すべてを白紙に戻さねばならない。
再雇用職員の解雇は直ちに取り消さねばならないと解するのが相当である。首にされた者、再雇用を拒否された者、20余名は教壇に直ちに復帰することとなる。これがこの判決の命ずるところである。
行政庁である都教委が、三審制を盾にして司法の命に服さないというのは言語道断である。平成16年法律第84号による改正後の行政事件訴訟法3条7項の差止めの訴えが認められた以上、被告都教委はそれに従わねばならない。どうなってんだ。
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2006/09/26(火) 敗北主義
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働く者すべてが不当にもその職を追放された場合、現状復帰、地位保全、仮処分を求めるのは当然のことである。それはアルバイトであろうと嘱託であろうと何ら関係ない。
再雇用教員が教壇を追放されてすでに2年半経過している。 65歳を超えてしまった者もいるであろう。 時間はない。 地位保全、現状復帰の訴えを早急に起こすべきだ。 本訴と並行して起こすことに躊躇することはない。 正当な主張を遠慮することはないのだ。 仮に負けても、負けても負けても提訴し続けるべきである。
本訴に悪影響を与えるという発想はまこと敗北主義というべきか。 一度も使ったことのなかった敗北主義などという古典語を使うとは我ながら不安を覚えるが。
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2006/09/27(水) 事故
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見てると信号の青だけを信用して真っ直ぐ前を向いて渡っている人が多い。 信じられないことだ。
車から歩行者は常時死角に入る。 特に暗い道、雨の時など左折右折時に歩行者が見えないときが多い。 アスファルトジャングルの都会においては人は常時猛獣の飛来を警戒すべきである。 右左首を振りつつ歩くのがみっともないと思っているのだろうか。 いつ轢かれてもかまわぬという諦観があるのか。
服には反射帯の接着を義務付けるべきである。 夜道、歩道のないところで黒い服を着て白線の傍を歩かれては全く発見し難い。 車も左側を照らす照明設置を義務付けるべきである。
道端に花束の置かれているのを見るたび事故の悲惨さを思う。 猫とこのことのみで人間は連帯しているのであろうか。
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2006/09/28(木) 女系
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男系、女系がかまびすしい。初めから女系である。
女神、アマテラスの男の子であるアメノウシホミミが別元神、タカムスビの娘と契る。
その子、ホノ二ニギは半神半人であって父に代わり三種の神器を持ち降臨する。
ホノ二二ギはコノハナサクヤヒメとの間にホヲリを産む。
ホヲリは山幸彦とも言われ、海神・トヨタマヒメと縁を結ぶ。この海神は鰐である。
両者の間に産まれたのが産屋の屋根も間に合わなかったウガヤフキアエズである。
彼は、トヨタマヒメの妹であるタマヨリヒメとの間にカムヤマトイハレビコ即ち神武天皇とされる人物を産むのである。神武の女系の祖は海神である。
男子を経ての女系であればカヤノヒメでもあり、アマテラスでもあり、イザナミでもある。男系の祖はスサノヲということになるのか。
頭が混乱してきた。いずれにしても、山の神、海の神相俟っての壮大な物語ではある。
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2006/09/29(金) 男系
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神話世界における山ノ神、海の神の交合による初代神武からの数世紀は別として、6世紀の継体以降はそれとなく男系と言われている。
男系とは男系遺伝子を持つという意味なのであろう。 そうだとすると、この日本列島天皇一族の男系遺伝子を持つ者数多いてそれこそ限りがない。
世の男系でなければとの説なり、現皇室典範の第一章、第一条、「皇位は、皇統に属する男系男子が、これを継承する。」は如何なる意味を持つのか。
一つは男尊女卑思想であろう。 男中心の世界観である。 あほらしいといえばとことんあほらしいが真相はこの辺にあるのではないか。 それと祖先供養、近親愛護、家という観念であろう。
少子化が進む中で家が崩壊しつつある。 墓苑に聞いたら何十年分一括管理費は受け取らないという。 成る程、払う者がいなくなったら墓は整理できるというわけか。
この間、彼岸に墓参りに行ったら、花もなく侘びしい墓の多いことよ。 余った水を掛けて来たけど余計なことはするなと言う声が聞こえて来そうであった。
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2006/09/30(土) 影
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障子というのは誰が考え出したものか。 平安時代ということらしいが大した物だ。 内外を完全に隔てるのに光のみ進入する。
秋の一日、西日が穏やかに障子に映える。 庭木の金木犀、花見月、飯桐などが強い風にそよいでその葉陰を障子に映し出す。 木漏れ日の移ろいと葉陰のそよぎ。 これぞ障子の命なのであろう。
一枚の紙が外の世界の光と影を表出してまことに幻想的である。 プラトンも障子を見つめてすべては影、と言ったのであろうか。
水、空気、風、光と影、これら命の源を観照できるのも、飯を食って生きているからであろうが、うろちょろしている人間なんかの動物よりも、風にそよぎつつ地中に根を張って長く生き抜いている樹木の方が世の中を的確に見抜いている気がしてならない。 彼らには敵わない。
◆藤田の日記
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