東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載歓迎。重複はご容赦下さい。一部報道関係者にも送信しています。)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
■ 入学式処分抗議行動、人事委審査請求の報告
■本日、入学式処分発令。抗議行動を展開。
本日、都教委は、4月入学式で「君が代」斉唱時の不起立を理由に、2名の教員の処分を強行しました。処分されたのは、都立荒川工業高校Yさん・減給10分の1・1月(不起立2回目)と村山特別支援学校Eさん・戒告(不起立1回目)です。
これで08年3月卒業式・4月入学式で処分された人は22名となりました。そして03年10・23通達に基づく懲戒処分は、累計410名となり、東京の教育行政が異常なものであることを示しています。
処分発令場所の都教職員研修センター前には、東京4者(被処分者の会・予防訴訟をすすめる会・被解雇者の会・不採用撤回を求める会)・退職教員・市民など約50名が集まり、入学式処分発令抗議・該当者支援行動を展開しました。
処分を発令されたYさんは、「信用失墜行為を処分の理由の一つにしているが、都民の教育に対する期待を裏切り、信用を失墜させているのは都教委の側だ」と糾弾しました。初めての処分を受けたEさんは、「今回初めて処分されたが、闘いの火を消してはならない」と訴えました。
たまたま、同じ場所で処分発令後の時間に、都立高校教務主任研修会が開かれるということで、参加する教務主任も顔見知りが大勢いて、激励してくれました。
現職の教員も多数休暇を取って参加してくれました。退職者の皆さん、市民の皆さん、本日の行動参加・支援ありがとうございました。
■処分取消を求めて、直ちにと人事委員会に不服審査請求を行う。
抗議行動の後、直ちに都庁に移動し、入学式処分取消を求めて、都人事委員会に不服審査請求を行いました。請求人は本日処分を発令されたYさん、Eさんです。被処分者の会事務局、メンバー、支援者など20名強同行しました。私たちは、08年卒業式・入学式の審査請求人15名の一括審理を求めています。また、10・23通達発出に深く関与した米長前都教育委員の証人採用を求めていきます。
審査請求の後、都庁記者クラブを回り、資料を配布しました。
以下、本日の「入学式処分抗議声明」を貼り付けます。長いので一部のみを掲載します。全文をファイルで入手したい人は、近藤までご連絡下さい。
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入学式における「日の丸・君が代」不当処分に抗議する声明
本日、5月23日、東京都教育委員会(都教委)は4月の入学式での「君が代」斉唱時不起立を理由に2名の教職員の懲戒処分を決定し、処分発令を強行した。その内容は、都立高校教員1名が減給10分の1・1月(2回目)、特別支援学校1名が戒告となっている。今回処分を受けた2名は、本日直ちに東京都人事委員会に不服審査請求を行ない、不当処分撤回を求めて闘い抜く決意である。
本日の入学式処分で、石原都政のもと、権力的行政介入の決定版である「(2003年)10.23通達」に基づく懲戒処分の数は累計で410名となった。・・・略・・・都教委は、控訴中であることを理由に・・・司法判断を一切無視して、職務命令を出すよう校長に圧力を加え・・・・被処分者には経済的損失はもとより、再発防止研修への参加強制、校長による恣意的評価や恣意的異動など、二重・三重の不利益が課せられている。・・・再雇用の任用取消や、非常勤教員の採用拒否も後を絶たない。
・・・略・・・だが、私たちは、処分を連発して「もの言えぬ教職員」を大量に作り出そうとする石原・都教委の目論みに対して「このまま泣き寝入りは出来ない」「間違っているのは都教委だ」と確信している。
・・・略・・・教職員のぎりぎりの抵抗に、生徒、保護者、市民からの激励や支援が日々高まる一方、都教委の非常識かつ時代錯誤的な暴挙に対しては強い非難の声が起こっている。
最近では、職員会議での「挙手による意向確認」を禁止する「学校運営の適正化通知」(2006年4月)に対して、「職員の士気の低下につながる。撤回して欲しい」という現職校長の発言が報道された。都教委の暴走をストップさせようという声は、教育現場内外に確実に広がっている。
私たちは、今後とも生徒・保護者・市民とかたく連帯しながら、偏狭な愛国心の押しつけや管理抑圧に奔走する都教委と対決して、教育の自由を守り、処分撤回を勝ち取るまで全力で闘い抜くものである。
2008年5月23日
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■以下の裁判の傍聴をよろしくお願いします。
◆6月2日(月)東京「君が代」裁判(1次訴訟)第6回口頭弁論
12時40分傍聴抽選 13時10分開廷 東京地裁103号
被告都教委側証人尋問:清水元練馬工業校長、祐成八王子東特別支援学校校長
終了後、報告集会 オカモトヤビル(虎ノ門) 事務局が案内します。
◆6月5日(木)嘱託不採用撤回裁判・高裁控訴審第1回口頭弁論
14時集合 14時30分開廷 東京高裁817号
原告2名意見陳述
終了後、報告集会 弁護士会館502号ABC
◆6月26日(木)東京「君が代」裁判(2次訴訟)第3回口頭弁論
15時45分集合 16時15分 東京地裁506号
原告代理人弁護士意見陳述
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(随時更新。アクセスして下さい。)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
■ 入学式処分抗議行動、人事委審査請求の報告
■本日、入学式処分発令。抗議行動を展開。
本日、都教委は、4月入学式で「君が代」斉唱時の不起立を理由に、2名の教員の処分を強行しました。処分されたのは、都立荒川工業高校Yさん・減給10分の1・1月(不起立2回目)と村山特別支援学校Eさん・戒告(不起立1回目)です。
これで08年3月卒業式・4月入学式で処分された人は22名となりました。そして03年10・23通達に基づく懲戒処分は、累計410名となり、東京の教育行政が異常なものであることを示しています。
処分発令場所の都教職員研修センター前には、東京4者(被処分者の会・予防訴訟をすすめる会・被解雇者の会・不採用撤回を求める会)・退職教員・市民など約50名が集まり、入学式処分発令抗議・該当者支援行動を展開しました。
処分を発令されたYさんは、「信用失墜行為を処分の理由の一つにしているが、都民の教育に対する期待を裏切り、信用を失墜させているのは都教委の側だ」と糾弾しました。初めての処分を受けたEさんは、「今回初めて処分されたが、闘いの火を消してはならない」と訴えました。
たまたま、同じ場所で処分発令後の時間に、都立高校教務主任研修会が開かれるということで、参加する教務主任も顔見知りが大勢いて、激励してくれました。
現職の教員も多数休暇を取って参加してくれました。退職者の皆さん、市民の皆さん、本日の行動参加・支援ありがとうございました。
■処分取消を求めて、直ちにと人事委員会に不服審査請求を行う。
抗議行動の後、直ちに都庁に移動し、入学式処分取消を求めて、都人事委員会に不服審査請求を行いました。請求人は本日処分を発令されたYさん、Eさんです。被処分者の会事務局、メンバー、支援者など20名強同行しました。私たちは、08年卒業式・入学式の審査請求人15名の一括審理を求めています。また、10・23通達発出に深く関与した米長前都教育委員の証人採用を求めていきます。
審査請求の後、都庁記者クラブを回り、資料を配布しました。
以下、本日の「入学式処分抗議声明」を貼り付けます。長いので一部のみを掲載します。全文をファイルで入手したい人は、近藤までご連絡下さい。
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入学式における「日の丸・君が代」不当処分に抗議する声明
本日、5月23日、東京都教育委員会(都教委)は4月の入学式での「君が代」斉唱時不起立を理由に2名の教職員の懲戒処分を決定し、処分発令を強行した。その内容は、都立高校教員1名が減給10分の1・1月(2回目)、特別支援学校1名が戒告となっている。今回処分を受けた2名は、本日直ちに東京都人事委員会に不服審査請求を行ない、不当処分撤回を求めて闘い抜く決意である。
本日の入学式処分で、石原都政のもと、権力的行政介入の決定版である「(2003年)10.23通達」に基づく懲戒処分の数は累計で410名となった。・・・略・・・都教委は、控訴中であることを理由に・・・司法判断を一切無視して、職務命令を出すよう校長に圧力を加え・・・・被処分者には経済的損失はもとより、再発防止研修への参加強制、校長による恣意的評価や恣意的異動など、二重・三重の不利益が課せられている。・・・再雇用の任用取消や、非常勤教員の採用拒否も後を絶たない。
・・・略・・・だが、私たちは、処分を連発して「もの言えぬ教職員」を大量に作り出そうとする石原・都教委の目論みに対して「このまま泣き寝入りは出来ない」「間違っているのは都教委だ」と確信している。
・・・略・・・教職員のぎりぎりの抵抗に、生徒、保護者、市民からの激励や支援が日々高まる一方、都教委の非常識かつ時代錯誤的な暴挙に対しては強い非難の声が起こっている。
最近では、職員会議での「挙手による意向確認」を禁止する「学校運営の適正化通知」(2006年4月)に対して、「職員の士気の低下につながる。撤回して欲しい」という現職校長の発言が報道された。都教委の暴走をストップさせようという声は、教育現場内外に確実に広がっている。
私たちは、今後とも生徒・保護者・市民とかたく連帯しながら、偏狭な愛国心の押しつけや管理抑圧に奔走する都教委と対決して、教育の自由を守り、処分撤回を勝ち取るまで全力で闘い抜くものである。
2008年5月23日
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団
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■以下の裁判の傍聴をよろしくお願いします。
◆6月2日(月)東京「君が代」裁判(1次訴訟)第6回口頭弁論
12時40分傍聴抽選 13時10分開廷 東京地裁103号
被告都教委側証人尋問:清水元練馬工業校長、祐成八王子東特別支援学校校長
終了後、報告集会 オカモトヤビル(虎ノ門) 事務局が案内します。
◆6月5日(木)嘱託不採用撤回裁判・高裁控訴審第1回口頭弁論
14時集合 14時30分開廷 東京高裁817号
原告2名意見陳述
終了後、報告集会 弁護士会館502号ABC
◆6月26日(木)東京「君が代」裁判(2次訴訟)第3回口頭弁論
15時45分集合 16時15分 東京地裁506号
原告代理人弁護士意見陳述
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(随時更新。アクセスして下さい。)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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