ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「トライやるウィーク」感想<3>~立花中学校・園田東中学校

2013年12月26日 | 劇場の話題

11・12月の2ケ月間、ピッコロシアターでは「トライやる・ウィーク」として、
市内の中学校8校から計17名の中学生を受け入れました。
4日間の職場体験を終えた生徒の皆さんに
『ピッコロシアターで一番印象的だったこと』をテーマに感想を書いてもらいました。
2校ずつご紹介します。


僕はこの4日間、僕自身の中でかけがえの無い大事な経験をする事が出来ました。
1日目は大ホールの舞台裏を見学し、沢山のセットや衣裳、機械がありました。
2日目には、照明を実際に自分で動かす事が出来ました。

3日目は、ピッコロ演劇・舞台技術学校の発表会の鑑賞や、高校演劇阪神大会の出場校の台本を実際に見る事が出来ました。他にも、新聞のスクラップ、館内消防点検、アンケート集計等普段出来ない事を沢山体験しました。こういういつもの学校で出来ない事を一週間という短い間だけれども、経験する事ができるのが、職業体験学習の醍醐味だと思いました。

最後に、忙しい中、僕達に様々な事を教えてくださったピッコロシアターのスタッフの皆さん、本当に感謝しています。この学習で学んだことを活かし、将来舞台関係にまた、携わることが出来ればいいなと思っています。

(立花中学校 篠原慧太)


四日間職業体験をやってさまざまな経験をしました。
初めはあまりどんな所かわからなかったけどさまざまなことを教えてくださったので、どういう所かわかりました。

一日目は、舞台裏の見学に行って中がどのようになっているかということ聞きながらいろいろとまわっていきました。行ってみたかた場所にいけたのでよかったです。

二日目はスポットライトや音響を実際にやってみたりしました。ほかにも高校生が作った台本なども読んだりしました。

三日目は、ピッコロシアターの歴史について学び、舞台学校などがなぜできたのかなど資料を使って教えてくれて、何をしているかなどはビデオを使って教えてくれました。

最終日は、新聞スクラップをしてからアンケート集計をしました。これまでしてきたことを教訓にしてこれから先頑張っていきたいと思います。これまでありがとうございました。

(立花中学校 松本恵太)


トライやるウィークでは、普段見れないところをたくさん見れました。
一番すごいと思ったのは音響卓です。ボタン一つで操作出来たり、とにかく音響卓がかっこよかったです!!!思わず、おーと声が出てしまうほどでした。音響さんかっこいいなぁと少し前から思っていたので間近で見れてとても感動しました。裏方のお仕事により興味を持ちました。

そのほかにも新聞のスクラップなど事務所の方のお手伝いをさせてもらいました。
新聞スクラップを35年間も続けてるなんてすごいと思いましたし新聞に「ピッコロシアター」の文字を見つけた時はとても嬉しかったです。こうした作業も大切なことなのかなと思いました。

そして4日間本当にお世話になりました。とても充実した4日間でした。このピッコロシアターで学んだことを将来に生かしていければと思いました。本当にありがとうございました。

(園田東学校 住澤穂花)


私がピッコロシアターに来て一番楽しかったのは、チラシの仕分け作業や新聞チェック、スクラップ作業など、ちょっと地道な作業です。

私は小学校の時はトロンボーン、中学に入ってからはトランペットをしており、いろんなホールや劇場で演奏会をしてきて何度か舞台の上に上がったことがあり、その時に裏方の仕事に興味があり、出演者も見ることができないようなところまで知りたいと思い、ピッコロシアターを希望しましたが、実際はチラシの仕分けや新聞チェック、スクラップ作業など、ちょっと地道な作業が多かったのですが、作業をしているうちに最初は少し遅れ気味だった作業がいつの間にか早くなってきたりして、一段落ついたときの達成感が半端じゃなかったです。意外と集中力も鍛えられました(笑)


一番大変だった作業は、アンケートの集計作業です。劇団のお芝居を見た中学生のアンケートを集計したのですが、5校ぶんもあったので数が多い!トライやるに来ていたみんなで協力し合っても2日くらいかかりました。数え間違いがあった時にはかなりへこみました。山のような紙束を一回数えるのも大変なのに、もう一回数えなおすなんて…。でも、やっているうちにコツを覚えてきて、そのコツをつかめたら作業がとても速くなりました。

舞台のことで一番興味があったのは、照明です。小学生の時の定期演奏会の時のビデオを見て、「照明とかって舞台上にいるときはあまりわからないけど客席から見たらこんなにきれいに見えるのか…。」と思ったのがきっかけでした。照明の仕事を実際に体験して、「照明ひとつで舞台のイメージがガラッと変わる」ことに気づきました。照明がひとつ変わることによって、舞台の上の世界は全然違うものになるのだから、照明に対する思いが一段と深くなりました。音響もなかなか興味深かったです。一番驚いたのは、最新の機械がボタン一つで記憶した場所につまみを勝手に運んで行ったところです。機械技術はどこまで発展していくのだろう…と思いました。私は学校で習っている技術の授業に追いつくので必死なのに。(笑)

ここでの仕事を体験していくにつれ、今まではアニメと音楽にしか興味がなかったわたしでしたが、だんだん演劇に対する興味も深まってきました。特に台本を読んでジャンル分けをする作業では、高校生の書いた台本を読んでいたのですが、とても面白くて、私もこれくらい面白い劇を創れたらな。と思いました。

これからはピッコロシアターで身に着けたことを活かして、残りの人生を過ごしていきたいと思っています。ありがとうございました!

(園田東中学校 長谷川綾香)