ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「さちこのデ・ニーロ日記」の真相は?

2008年07月14日 | テレビ・ラジオ情報

今週の「今井と山田。」
ゲストは上演が目前に迫った県立ピッコロ劇団オフシアター「夜のキリン」の演出を手がける島守辰明。
今回の見どころの紹介や演出にかける思いなどを語りました。

ところで、「さちこのデ・ニーロ日記」が出来る発端となったのが、「夜のキリン」の初期の稽古でのこと。
島守の「さちこの体型は落ち着いているんだよね」の発言から・・・この日、ついに彼の口から本音が飛び出した?

さらに「本当に体脂肪は図っているのか?」
そうこうやってスタジオに体重計を持ち込んで、ちゃんと測っているのですよ。

「夜のキリン」に出演する今井佐知子の体型は本当に「しゅ!っ」としているのか?
それは公演を見ればわかります。

県立ピッコロ劇団オフシアターVol.20「夜のキリン」は7月18日から21日まで

番組担当:安積


お芝居なんてこわくない~演劇をダンカイ的に楽しむ

2008年07月13日 | 主催事業

9月13日(土)~14日(日)に行われる文学座公演「ゆれる車の音~九州テキ屋旅日記」に出演されるベテラン俳優の角野卓造さん、田村勝彦さん、たかお鷹さんをお招きして「プレトーク:お芝居なんてこわくない~演劇をダンカイ的に楽しむ」を開催しました。

日曜日の夜という時間にもかかわらず大勢のお客様が、それぞれの演劇人生をはじめることになったきっかけとか、この作品にかける思いなど、3人のイキのあった軽妙な掛け合いトークに堪能されました。

(角野卓造さん)

なかでも角野さんは中学校時代を大阪で過ごされたらしく、終始大阪弁で話され、お客様だけでなく私たちもビックリ!

嬉しいサプライズでした。

(田村勝彦さん)

(たかお鷹さん)

 

この公演の詳細は http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/yureru.htm

経験豊富な文学座ベテラン俳優が出演する「ゆれる車の音~九州テキ屋旅日記」をお楽しみに。

HP管理:安積


ピッコロ演劇学校:想像から創造へ

2008年07月13日 | 演劇学校・舞台技術学校

ピッコロ劇団員の平井久美子さんを講師に迎え、特別講義を行いました。

タイトルにもあるように、今回の授業は「想像から創造へ」。
イメージを具現化していく授業です。

 

まず、ゲームをいくつかしました。
お互いの名前を覚えるためのゲーム、お互いのことを知るゲーム、他者とコミュニケーションをとるゲームなどなど。

そして、音楽から受けたイメージを具現化していくエチュードをしました。
明るい音楽、深刻な音楽、おだやかな音楽、海辺の音などを聞いてからだで表現します。

私も傍で見ながら、この音楽は”鬼気迫るかんじ”かな?など考えていたのですが、”厳粛な雰囲気”を表現している生徒がいて、そういう風にもとれるなぁ・・・と、新たな発見があったり。

同じ音楽でも聴く人によって頭の中に描くイメージというものはまったく違っていたりするんですね。

次に2組にわかれて、誰かの夢の話をからだで表現して発表しました。
ことばはできるだけ使わないでという条件で。

1回目の発表では、表現している側のやりたいことが観ている側にはうまく伝わらなかったりしていましたが、「どこをみせたいのか、そのためにはどうしたらいいのか」など平井先生のアドバイスをふまえ、もう1回練り直して発表。

2回目の発表は1回目とはまったく違ったふうにみせたり、工夫したりして見違えるほど良くなっていました。

最後に2日間で気づいたことやよかったことなどの意見を出し合いました。

音楽からイメージをふくらませたり、アドバイスを踏まえもう一度発表したり、という普段の授業とは違った講義から生徒たちも良い刺激を受けたようです。

その成果は小品発表会・前期発表会で・・・♪

演劇学校担当:米田


今日は高校生向けワークショップ

2008年07月10日 | ピッコロ劇団
ピッコロシアター中ホールへ来てくれた好文学園女子高等学校保育コースに学ぶ34名を対象に、ピッコロ劇団による表現ワークショップを行いました。

指導にあたったのは、劇団員の亀井妙子、眞山直則、広瀬綾子、山田裕の4名。

演劇の方法を使ったゲームや表現あそびなどで、あっという間の1時間30分を過ごしました。

ピッコロ劇団では、小学生から一般の方々まで、さまざまな年齢層の方々を対象に表現活動を体験していただくワークショップを実施していますので、興味のある主催者の方は、ピッコロ劇団までお問い合わせください。 

劇団担当:田窪  

高校教師佐藤です。 6月のまとめ

2008年07月08日 | 劇場の話題
ホームページをご覧の皆様、ひと月ぶりにお目にかかります、高校教諭佐藤です。

ピッコロ劇団第31回公演「一軒の家、一本の樹、一人の息子」、ご覧になっていただけましたでしょうか?

私はチケットのモギリ係や、客席の案内係をやらせていただき、また一観客としても劇場に足を運びました。
公演を裏から/表から、後ろから/前から(笑)

まるごと味わわせていただきました。
公演最終日には、私の所属高校、大阪市立咲くやこの花高等学校演劇科1期生が観劇に来まして、私も大変感激・・・コホン。いや、本当に嬉しかったんですよ!

で、その時にですね、ある生徒が私のところまで来まして(その日は私、客席案内係をしておりました。)、こんな会話を交わしたんですが・・・

   「こんにちは。」
  私「こんにちは。」
   「先生、ここで働いてるんですか?」
  私「今年はね。来年は学校に戻るよ。」
   「お芝居もタダで見られて、楽しそうでいいですね♪」 
  私「・・・・・・!!」

他のお客様のご案内もしなくてはいけないので、その場での話はそこで終わりましたが、「ちゃんと働いてるわー!」と言いたい気持ちで一杯でしたよ。

いや、どうも誤った情報が流れているようで、「佐藤はピッコロ劇団の研修生になった」とか、「佐藤は日がな一日お芝居を見てるか、舞台の裏方さんの手伝いをしてる」とか

・・・ひどい場合は「給料ドロボー!」言われてますからね・・・(泣)

くやしいので(笑)、

今月は6月末にお手伝いさせていただいた仕事「(公演案内)発送作業」のことを書かせていただこうかと思います。
(もちろん他の仕事も色々やってますよ)

あ、そういえばこのブログの過去の記事を見ていただくと、「トライやる・ウィ-ク」で中学生にこの作業を体験してもらった感想が出てますね。
しかし、今回はあの4~5倍の量です。

7月には公演が目白押しですから(ぜひ劇場にお運びを)、お客様にお送りするご案内も大量。
「地味」なんて言ってる場合じゃありません。

量が少なければ地味~に手作業で公演チラシを一枚ずつ組み合わせていくのですが、大量になるとそうもいきませんので、今回は専用の機械「帳合機」を使います。

この優れものの機械が、セットされたチラシを順に送り出し、組み合わせて出してくれるのです。
「なんや、楽やん。機械がやってくれるんやろ」

いやいや、チラシを補充したり、機械を通ったチラシを運んだり、劇場内で作成した文書は裁断器でサイズを整えたりしないといけないんですよ。

やはり最後は人力です。
チラシを運び、紙を体重をかけてばっさり両断し・・・(これを延々くり返す)と、意外と肉体労働です。

さぁ、次は封筒に詰めていくんですが、モタモタしていると、日が暮れて、送れなくなってしまうので、時間との勝負。
スピードが要求されます。

4月当初、ぼくはこの作業が苦手でものすごく遅かったんですが、「封筒は宛名面を下にしておき、口のところを持ち上げると、重さで自然と口が開く」「口を閉じるときは、ベロのところを手前にして積んで置くと、折って封をして、向こうに少し押すと、すぐ次のにかかれる」などなど、職員の方に伝授していただいた数々の“コツ”を駆使して、今ではかなり早くできるようになりました。

今回はおそらく私が分担した分だけでも、一万枚近く、全体ではその倍以上のチラシを封筒に詰めて、お客様にお送りしました。

もしかしたら、あなたのところにも、私が袋詰めしたチラシが届くかも知れません。
それをご覧になって、お気に入った舞台のお知らせに、わくわくしていただければ、こんなに嬉しいことはありません。今月は、このへんで失礼致します。

七夕の「今井と山田。」

2008年07月07日 | テレビ・ラジオ情報
今日は7月7日、七夕ですね。

劇団員の山田裕とゲストの穂積恭平はラジオにもかかわらず、せめて雰囲気だけでも味わおうと甚平姿で放送に臨みました。

また笹の葉を飾り、音楽も七夕にちなんだ曲を集めて、お昼間にもかかわらず盛り上がっているスタジオ。

そしてさりげなく「夜のキリン」の短冊もつるして、上演の成功を願った放送でした。

広報☆古川

燐光群公演

2008年07月04日 | 主催事業
今月16(水)日・17日(木)に上演する燐光群+グッドフェローズ公演「ローゼ・ベルント」。
東京公演が6月30日から調布市せんがわ劇場で始まりました。

本日、東京公演の劇評が朝日新聞に掲載されましたので、一部ご紹介します。


『(前略)
燐光群の舞台は、21世紀を生きる私たちの不安を強調する。
番匠谷英一訳を踏襲しながも、食品偽装事件をはじめとする最近の事件が織りこまれた台本は翻案に近い。
原作の農村は食品加工工場になり、キリスト教は怪しげな振興宗教に置き換えられる。
国土全体が工場化し、疑似宗教がはびこる日本の縮図が浮かび上がる。
自然を産業化する道をひた走るこの社会は、100年前のローゼの悲劇を今でも繰り返しているのではないか。
坂手はこう問いかける。
(中略)
終幕、占部は繊細さをかなぐり捨てて激情を示す。
能の後シテにも似た変貌を遂げる占部とともに、100年前の世界が現在に重なる。
「蟹工船」が再び読まれ出した今、この舞台は歴史がまだ終わっていないことを告げている。」
 --------新野守広(独文学者) 朝日新聞 2008年7月4日(金)夕刊より

舞台写真は、手前左からローゼ役:占部房子 フラム社長役:大西孝洋
撮影=古元道広


ピッコロシアター公演では、17日(木)終演後、演出の坂手洋二さんと、南河内万歳一座座長の内藤裕敬さんとの
アフタートークも予定しています。

今に重なる100年前の悲劇――
この舞台は、今年の演劇界では絶対に見逃さないで頂きたい一本です。


広報☆古川

「今井と山田。」公開録音実習

2008年07月02日 | 演劇学校・舞台技術学校
毎週月曜日、お昼12時からFMあまがさきで放送されている「今井と山田。」

今回初の試みとして、ピッコロ舞台技術学校とのコラボレーション、「録音実習」授業で実際に録音のメカニズムを勉強しながらの収録が行われました。

実習と言うこともあって、学校生のほかオープンキャンパスに参加された方にもわかるよう、録音操作を行う林哲郎先生の手元を背景に映すといった仕掛けもあり、いつものスタジオとは勝手が違う劇団員の今井佐知子と山田裕も緊張気味。

それでも現役舞台技術学校生へのインタビューやゲストの劇団員鈴木田竜二との軽快なおしゃべりであっという間に45分の放送収録は終わりました。

この模様は7月21日(月)の放送でお楽しみに。

番組担当:安積

学校生参加のワークショップのお知らせ

2008年07月01日 | 劇場の話題

演劇学校研究科7期卒業生の熱田直美です。

パフォーマンスグループ マーケットプレイスに参加しています。
即興やダンスから作品作りをしています。
今までにない新しい発見があって楽しいです。

一緒に楽しみませんか?

新人募集!東京公演出演者オーディション&ワークショップのお知らせです。

今年の春に大阪で、大橋也寸演出・共同創作「ニートの夜明け」を上演いたしました。
そして、10月9日、シアターX(東京)で上演することとなりました。

東京公演出演者オーディションをかねての、ワークショップです。
〔東京公演出演者オーディション&ワークショップ〕
10月9日、シアターX(東京)で上演します。

2日間のワークショップを通して、まだ見ぬあなたの才能を呼び覚まし、演劇という身体表現に向き合い、あなたの力を見い出してください!!

●ワークショップ&オーディション日程
7月12日 14:30~17:00
   13日 13:00~17:00

●課題:ニートの人物を1人つくってきてください。
●講師・審査員:大橋也寸(演出家) 
         相原マユコ(j.a.m. DanceTheatre 振付家)

●会場:近畿大学会館5F
(地下鉄(千日前線/堺筋線)・近鉄「日本橋」駅6番出口徒歩3分)

TEL:(06)6213-0501
(電話受付9:30~17:00 日・月・祝日は除く)

● 参加費: 6000円
● 応募資格:問いません。
● 応募方法:履歴書を郵送でお送り下さい。
● 応募締め切り:7月9日
 ※間に合わなかった方は当日参加も可能です。

●書類送付先:〒542-0073 大阪市中央区日本橋1-8‐17 近畿大学会館
「マーケットプレイス オーディション&ワークショップ」係

●お問い合わせ:marketplace084@gmail.com
※ 合格者は、10月の公演に向けて毎週土曜日、平日の夜の稽古に参加していただきます。

ご参加、お待ちしております。

☆こちらからもチラシ、地図をご欄いただけます。

http://homepage3.nifty.com/rabbits/0806bosyu.html