空が暗くなりかけているがまだ16時。
まもなく冬至だから日が暮れるのも早い。
とはいえ、東京に比べ日の入りは20分ほど遅い。
赤穂城は至る所で復元が始まっているようで、
現在は無料で本丸内に入城出来るが、写真の天守閣らしき建造物が完成されるとわからない。
本丸内には御殿跡がわかりやすく記されており、
忠臣蔵で有名なこの地に、当時のお城やその周辺が復元されたら更に観光として賑わうだろう。
忠臣蔵という史実は地元赤穂より、事件が起きた江戸城内と江戸の吉良邸、そして増上寺という舞台の方が知れ渡り、
何よりも義士・浪士という単語が先行してしまう。
今回訪れて、忠義を重んじる家臣たちが暮らした赤穂の地にも興味が湧いたし、
忠臣蔵というひとつの事件、それは歴史において"点"であり、その事件の経過は短くも"線"である。
しかし、その事件とは別に、赤穂という街は江戸幕府以前から存在するし、
江戸時代においても事件とは関係無い時代が存在する。
そんな"塩"でも有名な赤穂に今度来る際はお城の復元の完成を期待しつつ、
グルメな目的でも訪れたい。