釣りバカシリーズでは久しぶりの名作じゃないか!?
期待ハズレだった能登編に続いて見たのだが。
舞台が大分の港町"佐伯"なのと、社内恋愛や格差社会の世評を取り込み、
最後のハマちゃんの晴れ舞台を思わぬ特別出演によって予想外の展開してしまうあたり。
いつもの、隣人"ハチ"との絡みや、ハマちゃんの宴会芸、地元の酒宴参加など見どころ満載。
「日本っていいよなあ」と思ってしまう素晴らしい作品だった。
こんな日本情緒あふれる釣りバカシリーズも今度公開する作品がラスト。
さびしい気持ちでいっぱいだが、実際には還暦過ぎた西田俊之が"ヒラ"のサラリーマンを演じるには厳しいし、80歳を過ぎた三國連太郎に大企業の会長を演じさせるのも厳しい。
マンガ(原作)のような時の流れになれないのだから仕方がない。
しかし、西田俊之の演技と風貌があって原作以上の"ハマちゃん"が出来たのも事実だ。
俺の洋画への興味を消滅させた釣りバカ日誌。
リビングで2時間たっぷり楽しめた釣りバカ日誌。
ありがとう。