つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

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思ふこと(京都における修学旅行について)

2014年05月21日 | つれづれなるままに
鹿苑寺(金閣)の駐車場で気づいたことだが、
現在の修学旅行は大型観光バスで京都市内を巡るのではなく、
ジャンボタクシー(ワンボックスカー)で「班」ごとに巡るようだ。
1班はおよそ8名ぐらいで、その班に対し車の運転手が名所のガイドも行っていた。

それを見て、「なんてすばらしいアイデアなんだ!」と思った。

その理由は、

①大型バスに比べると駐車スペースを取らないし、駐車にかかる時間が大幅に縮小
②大型バスに比べると帰車時の点呼が少人数ゆえに容易
③少人数に対するガイドゆえに聞き取りやすいし、学生の勝手な行動を許しにくい
④運転手の免許は「大型」ではなく、「普通」でも可能
⑤上述④によってある程度高齢の運転手でも対応可能(むしろガイド的には超ベテラン)
⑥超高額な観光バスの購入を避けれる

他にもメリットはありそうだが、
その逆でデメリットとしては

①運転手のガイド的教育が必要(バスガイドさん並の)
②大人数が必要

圧倒的にデメリットが少なく、
むしろ、今後の経営スタイルとしては"WIN WIN"の関係にもなりうる。

学校的な目線で言えば、
少人数ゆえにしっかりと修学させることができるし、班単位のまとまった行動を強いることが可能

学生的な目線で言えば、
運転手は班のリーダー的な存在で、不慣れな土地で十分すぎるアドバイスや意見をもらえる

観光会社的な目線で言えば、
少子高齢化の中で、時代に合った雇用関係を創出できるし、大型バスによる渋滞や事故を減少させることが可能

費用については調べていないのでわからないが、
仮に従来にくらべそれほど割高でなければ、
まさに時代に適合した新しいビジネススタイルだし、修学旅行スタイル。

これらが要因で、今回の京都観光で今までにない「混雑感」を味わったかは不明だが、
確実に言えることは、京都は今現在でも日本において指折りの人気観光地ということ。
その裏で街全体で来訪客をもてなす努力とアイデアがあるわけだ。

古都でそんな姿を垣間見る大混雑観光だった(笑)


コメント
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