何日か前、テレビで不思議な話をやってました。ある女の子が自分のお母さんの顔が度々巨大化して見えて怖いと、お母さんの身体は普通の大きさなのに顔だけが風船で膨らませたように見えるんだそうです。大きくなるのはお母さんの顔だけだし、大きく見えて怖がってい様子を動画で撮ったのを本人が見るとお母さんの顔はフツーの大きさなんだそうです。で、我が子を心配したお母さんが調べてみると、ある症状にいきついたという。「不思議の国のアリス症候群」、見たモノや自分の身体の一部が大きくなったり小さくなったり、ようするに幻覚のひとつらしいんですよね。児童文学の「不思議の国のアリス」でアリスが薬を飲むと身体が大きくなったり小さくなったりするので、そこからこの名前がついたらしいです。人によっては大きさの変化として感じる場合もあれば、遠ざかったり近づいたりする感覚もあるんだとか。だいたい思春期の頃に現れることが多くて、大人になるとフツーに治っちゃうらしいんですけど。いや、マジっすか、ぴらにあそうだったんですけど・・・
ぴらにあの場合はエレクトーンやピアノを弾いている時によく体験してました。小学校高学年の頃からですかねぇ(20~30代でもたまに)、いきなり鍵盤が10mくらい向こうに遠ざかるんですよ。いや、座っている自分がスーッと後ろに下がるというのが適当かも。腕がビヨヨーンと伸びて遙か向こうの鍵盤に届いているのが見える、鍵盤はムッチャ小さいのでやたら弾きにくい。視線を他に移すと距離感は元に戻るんですけど、また鍵盤を見ると10m向こうになる。で、なんだかわからないイヤ~な感じ(不安感)にさいなまれる。だいたい30分くらいでヘンな距離感は治るんですけどね、ごくたまにエレクトーンじゃ無くても起こってました。例えば机で何か書いてる時に机が10m向こうになったり、手を洗っている水道が10m向こうになったり、共通しているのは手を伸ばして何かをやっているときなんですよね。たぶん、40年前にパソコンがあったらこのブログを書いている時もキーボードがビヨヨーンになるのかもしれません・・・
不思議の国のアリス症候群がよく起きていた頃、熱が出ると不思議なイヤ~な感覚に陥るというのも必ずあったんですけど、それはまたの機会に・・・(前に書いたかもしれませんね)