箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

『沖縄スタイルvol.8』

2005-07-24 02:55:04 | 箆柄日記
『沖縄スタイルvol.8』が届いた。今回はレギュラーの内容に加えて、「照屋林賢×名嘉睦稔 スペシャル対談」も担当した。濃かった…。


今回は沖スタさんの取材なので、バックショットだけにしときます。

対談をしたのは6月の中頃、場所はカラハーイにて。先に現れた睦稔さん、のっけから「りんけんと対談してもいつも盛り上がらないんだよな~」だもの、参りました。遅れてきた林賢さんは、いきなりデジカメで動画撮ってるし(笑)、こちとら編集部とカメラマンも同行してるのに、盛り上がらなかったらどうしようちゅう感じ。

結局、2時間くらいみっちり話が聞けて、「今日は珍しく盛り上がった、自信付いたよ」という結論に至ってホットした。記事も面白くまとまったんではないかと思うけど、読者のみなさまの判断に任せますので、読んで頂けたら幸いです。(いつになく低姿勢)

今回は、私が起こして『沖縄スタイル』の記事になったのとはべつに、編集部が起こして『沖縄居酒屋“上等店”143』の記事にもなっている。同じインタビューを素材にしているのに、こんなに違うモノになるとは正直驚いている。

もちろん本の性格に合わせて角度を変えてャCントを拾っているので違って当たり前だけど、こうも印象が違うモノだろうか。今までそこそこインタビューはやって来たけど、今回のようにあまり知らない人が別に記事を起こすという経験はなかったので実に興味深い。第三者が聞くと、あの話の内容はこんな風に聞こえたのか。

よかったら読み比べてみて頂ければと思う。いや、どっちも買わせようとしているわけじゃなくて、真面目に。


取材陣は絶対スローに巡ってませんよ…。

ところで、『沖縄スタイルvol.8』を読んでいると、こんな貧乏くさい移住者は自分だけかと思えてくる。みんないきいきと沖縄を満喫している感じ。だけどよ~く見ると、それだけじゃないいろんなものもにじみ出ていると思う。

表向き綺麗な写真と口当たりの良い言葉が並んでるけど、いろんなものが見えてくる。取材に行くとあからさまに「綺麗な沖縄だけ伝えるな!」と不機嫌な人もいるようだけど、ことはそんなに単純じゃないんじゃなかろうか。

こういう雑誌が今売れていて、似たようなものがたくさん出ていて、それを快く思う人や思わない人がいて、それでも編集部は死ぬ思いで本を生み出している。なぜ、何のために? そういう全体から見えてくるものがあると思うんだけど。

これを沖縄でしてることのストレスって相当だと思います。気楽な稼業じゃないです、編集部は並の人の数倍働いてまっせ。何を見るかはその人次第だからね。深読みしすぎるといろいろ考えすぎちゃうけどね。


コメント
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