世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

don't let me down

2010-09-15 | これがスキ!










LET IT BE     THE BEATLES



ぎこちない音
盛り上がらないセッション
ポールとジョージの口論
ばらばらな4人の心

見ている僕は悲しくなってくる
大好きなビートルズがだんだん崩壊していく ・・・・

映画 「 LET IT BE 」 のワンシーン

でも
最後のアップル・ビルの roof top のライブで
この悲しみが昇華していく

「 Don't let me down 」
このアルバムには入ってないが
やさしいジョンのあたたかい思いを感じる
ビートルズの中で一番好きな曲

僕はビートルズで
このアルバムが一番好き

ABBEY ROAD が事実上の最後のアルバム
ということは知っている

でも
このアルバムがビートルズと別れて
思い出を引きずっている
最後のアルバム ・・・・










ビートルズが解散した後のジョンに狂気を感じるのは
僕だけかな・・・・

心のひだが深ければ深いほど感受性が強くなり
その言動が狂気を帯びてみえる
その感受性は傷つきやすく
人には理解できない苦痛をいつも感じている
そのことが他人から見ると奇人に見えるときがある
また  その感受性の深さが ジョンの優しさになっている
ジョンの音楽を聞く人は ジョンの優しさを感じて癒されるのだろうが
その奥にある感受性の強さからくる心の苦痛を分かる人は少ない
そして  それを理解できる人は  もっと少ない
ひょっとして  小野ヨーコがいてもジョンは孤独だったのかもしれない

ビートルズというオブラートがジョンの狂気を覆っていた

そんなことを思う


このアルバムの後  ビートルズの以前の音源が
アルバムとなって出てきている
でも  僕は聞く気がしない
このアルバムでビートルズはすべて終わったのだ
ここで終わらせておくのが思い出としては一番うつくしい


無常の世の中で
人は生まれて死んでいく
そして 巡り会い別れていく
始めがあり 終わりがある
この世で永遠に続くものなど何もない
でも  短い命でさえ
その生き様は  とてもとても深いものかもしれない
恋愛だってそうだ
ビートルズもそうだ












今夜は久しぶりにライブハウスにいってきた

ビートルズのコピーバンドで
ビートルズナンバーを堪能してきた

その興奮冷めやらずっていうことで
こんな記事を書いている

このバンドのメンバーたちの世代は
ビートルズを生で見たことがない世代だと思う

でも

ビートルズが好きっていう
感情が伝わってくる演奏だった

もちろん

僕の大好きな
「 don't let me down 」 も演奏したよ

楽しかった~



don't let me down


「オレをがっかりさせるなよ」という意味だが
「倒れちゃダメだよ」とジョンが歌っているようだ
やさしく、そして、、ソウルフルな歌
大好きだ