<あらすじ>
90年代。内戦渦中のアフリカ、シエラレオネ。南アフリカ人のダニーは、西アフリカのメンデ人ソロモンが、とてつもない価値をもつピンク・ダイヤモンドを隠したことを知る。協力者のアメリカ人ジャーナリスト、マディーとともに、3人は反乱軍が支配する地域にダイヤを求めて入っていく。ダイヤにたどり着くためには、地獄のような行程を突き進まなくてはいけない。極限の状況のなかで行動を共にする彼らに、やがて生じ始める変化。そして、3人が突き当たったダイヤの裏側に広がる果てしない闇…。ダイヤが約束する未来を、最後に手にすることができるのは誰なのか?
悲しくて切なくて空しくて・・・
いろいろな思いが交錯する映画でした。
あの映画がすべてではないにしろ、家族で食卓を囲みながらニュースの狭間で見ていたアフリカはなんて遠かったことか。
村を襲って人々を殺して、手を切り落として・・・狂気の世界です。
いろいろな大義名分があるにしろ、ダイヤに群がるのはみな同じで・・・
子どもをさらって洗脳して銃を持たせて兵士にしていく。兵士となってしまった息子が探し当てた父親に銃をむけたときに、父親が息子に話しかけます。
息子は自分が家族に愛されていたことを、平和に暮らしていたことを思いだす場面には父親の家族への息子への思いの深さを知らさせました。
そして、息子は確かに愛されていた記憶があったのです。
こうしている今にも新たな少年兵が生まれているのでしょうね。
ダイヤを手にしてアフリカを離れたくても離れられなかった人、家族と一緒に暮らしたいだけだった人、ジャーナリストとして貧困と暴力を招くダイヤの密売を妨げたかった人・・・
人々の血を吸って紅くなったというアフリカの紅く乾いた土地が何故か印象に残っております。
それにしても、当たり前ですけれど戦闘シーンの多かったこと・・・
100万人が暮らすといわれている難民キャンプ、アフリカの大地の大きさ。
最後がどうなるかだんだんと見えてはきましたが、最後まで目が離せなかったです。それにしても・・・
デカプリオはだんだんといい俳優になってきたような、デカプリオもさることながら、脇役もよかったです!
これからはアフリカのニュースが流れると今までとは違った見方をすることと思います。でも 何が出来るんだろう・・・