
<あらすじ>1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。
いいか悪いかは別にして、職務をまっとうした女性ハンナ。
それがたくさんの人を殺すことになった、償いきれない罪を犯したことでも彼女は彼女なりに職務に忠実だった。
ただ一言”わたしは、字が読めません。書けません”
それさえ言えば良かったのに・・・
それに気がついたマイケルが
ハンナに会って正そうとしたけれど、刑務所まで行きながら会うのをやめたマイケル
アウシュビッツや禁じられた情事は、物語の一部に過ぎなく
人の生き方、ありかたを問われているようです。
弁解をいっさいしないハンナ。
そして 彼女の秘密を知りながらその秘密を守ってあげることの意味
彼女に何も出来ない自分、何もしてあげれない自分・・・
そんなマイケルがみつけたものは、本を朗読してテープにして彼女に送ること。
そのテープに癒されて、字を覚えた彼女が手紙を書くまでになった。
でも 彼女にとって刑務所を出ては生きている意味がなかったのでしょうね・・・
それぞれの立場での人間性について問われているような映画でした。
もちろん 作家の彼女も・・・
相手役の新人”デヴィッド・クロス”
ずぅ~と 昔 むかし・・・
”ちいさな恋のメロデー”のあのかわいい男のこに出会ったような気がしました。(*^^*)
大人になったマイク・・・あの彼であったのがちょっと不満だなぁ~・・・(^▽^;)
仲間が絵本を読んでいるのを聞くのはいいもんです。
今度は 朗読を聞いてみたくなりました・・・