明日まで、広島市の「県立美術館」で「ポーランドの至宝」という展覧会を開催しています。
「レンブラント」が描いた「レンブラントのモナリザ」と呼ばれるパンフレットを使ったこの垂れ幕も、どこか人の目をひきつけるものがあります。
会場に入ると、この人の多さにはまず驚かされました。
「広島」での美術展覧会でこんなに人が多く集まったのは、はじめて見る光景です。
東京で行われる展覧会には、たくさんの人が集まりますが、ここ「広島」では切符を買うのに、こんなに並ぶことはまずありません。
切符を買うのにどのぐらい時間がかかるのか、係りの人に聞くと、30分以上はかかると言うことでしたが、これほど並ぶにはその理由が館内にあるということで、並んで入場することにしました。
館内は、「撮影禁止」でその様子はとってはいませんが、こうした作品がまずつづきます。
「富と権力」を象徴するこうした作品群は、ヨーロッパ絵画の特徴ですが、私はこうした作品はあまり興味がなく、人をかき分けて先へすすみました。
「レンブラント」の作品が、2点ありましたが、そのうちの1点がこの「机の前の学者」という題名の作品です。
「レンブラント」らしいそのタッチには、彼独特の世界が見えてきます。
やがて、奥へすすむと19世紀以降の「ポーランド絵画」が登場して、このあたりからとても理解しやすい絵画の登場になります。
私が一番気に入った絵画はこの作品で、「白と青」の世界がとても美しい作品となっていました。
「印象派」の作品を思わすようなこの作品は、会場に来た人々の目をくぎ付けにしていて、とても人気のある作品でした。
特に、日本人にとってこうした色の美しい絵画には目がひきつけられる傾向があるようです。
他の分野で活躍した「ポーランド出身」の人の紹介もあり、「ポーランド」という閉ざされていた社会主義の世界をわかりやすく見せていました。
その中で、音楽では「ショパン」、化学では「キューリー夫人」、「コペルニクス」等が紹介されており、「ポーランド」の歴史が好きな人にはとても見ごたえのあるものになっています。
明日12日(水)で、この会期は終わりになりますので、いってない方は是非いってみてはどうでしょうか。
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