今、由宇の郵便局で酒井治の絵を展示しています。
今回のテーマは、「オーストラリア&パラオ」の海です。世界中の海はどこまでも繋がっているのに、こんなに場所によって海の色が違うのだろうと感じてもらえると思います。
オーストラリアの海は、色にたとえるならコバルトブルー。でも、酒井治の絵の中には。様々な色が重なり合い、ひとつの色を作り出しています。
透けるような透明感があり、白い砂浜と空の青さを海が吸収しているブルーなのです。
一方、パラオの海は、色にたとえるならエメラルドグリーン。違う色を何本も重ね、何処までも深くて、空の青さより島々の緑を吸収した海の色は、
心の中を表現した色になっています。
改めて酒井の絵の色の美しさに心を動かされました。酒井治しか出せない美の世界がそこにありました。
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