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大荒れの土曜日は1人で唐津へドライブ。
目的は・・・・・・、そう、ラーメンを食べるために。
昔々、小倉に1軒のラーメン屋がありました。私が住んでいた場所から程近い所にあったそのラーメン屋さん、いつもタクシーの運転手さんや学生で賑わっていました。小さい頃、友達の家に遊びに行ってた時、友達のお母さんがそのラーメンを出前で取ってくれたのですが、強烈な豚骨臭に圧倒されて食べることが出来ませんでした。高校生になり、やっとそのラーメンの凄さを理解し始めた矢先に、そのラーメン屋は店をたたんでしまったのです。何でも店の周りに止める客の車のことで近所とトラブルになったことが原因と聞きました。数年前、WEB上でこのラーメン屋が唐津市内で健在という情報を見つけました。以来、「いつかは行きたい」と思っており、福岡に居を構えたことを機に意を決して訪問という次第となったのです。
店の名前は、そう、「一竜軒」!
車を走らせて1時間半、ようやく店があるあたりに到着しましたが、店がありません!まさか、また閉店したのか?不安が過ぎります。Uターンして探すもやっぱりない!ここで引き返せば家族にどんなに馬鹿にされるかわかりません。再度Uターンすると・・・・、「あった!」・・・、てっきり道の東側と思っていたら、反対側にちゃんとありました。「いかんいかん、店に着くまえから緊張しちゃいかん!」大きく深呼吸して気持ちを静めます。
11時半に入店、既に3組のお客さんがいます。店内は4人がけのテーブルが4つ。なので相席は必須です。
注文は、迷わず大盛りラーメンとかしわおにぎりを(博多ラーメンに多く存在する「替え玉」は博多以外では意外と邪道扱いされています)。すぐにお水と一緒に「豆」が出てきます。豆をかじりながら待つこと数分、ラーメンが登場です。一人ずつ赤いカップに入った紅ショウガがレンゲといっしょに添えられます。このスタイルは小倉時代と一緒だ!
まずはスープの臭いから・・・・・、あれっ?それほど臭くない。記憶に刻まれたあの強烈な獣臭が感じられないのです。かまわず実食!です。「美味い・・・・・、この味です」 思わず「お母さーん」と叫んでしまいたくなります。隣のテーブルで食べてたおじさんが「うーん、うまい・・」と呟いています。思わず「でしょー、ここのラーメン、僕が生まれて初めて食べた(その時は食べれなかった)ラーメンなんですよ」と声をかけたくなってしまいます。
半分食べた頃合いに・・・、鼻腔の奥で何気に感じてきたのが、あの獣臭です。やっぱり記憶は間違っていなかった。だって毎日店の前をと通って高校に行ってたんだもん。この臭いは馴染みがない人にはちょっと受け入れられないテイストですが、慣れるといつまでも抱かれていたい!と思ってしまいます。
勘定の時、大将にちょっと挨拶しようかなと思いましたが、次々にお客さんが来るのでやめにしました。
あっ、やっぱり緊張していたのか、ラーメンの写真を撮り忘れました。
せっかく唐津に来たので、どこか見物でも、と考えましたが、すごい風と雨でしたので、名物ざる豆腐と大原松露饅頭をお土産に買ってかえりました。
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これが大原松露饅頭
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