英国的読書生活

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パンを届けてはいけないの?

2010-03-09 | 日常
今、福岡市ではちょっとした議論が起こっています。それは、給食で出るパンの持ち帰りを引き続き禁止とするという教育委員会の決定と、それに異を唱える議論です。凶暴化するモンスター父兄のクレームを恐れる行政と、食べ物を捨てることは正しくないという正論を吐く側との論争なのですが・・・・。
でもね、そもそも給食そのものが今の時代に必要なのでしょうか? って言うと、すぐに食育に効果的だとか、格差を無くす基本だ、なんて正論が聞こえてきます。「食育」って何? いつから食べることを人から教えてもらわなくてはいけなくなったの? みんなが同じものを同時に食べることが、どうして平等な社会を作ることにつながるの?・・・
私の小学校時代はもっと大らかだったな。米飯給食はまだ始まってなかったので、いつもパンだった。風邪で学校を休むと、クラスの子がパンと先生からのプリントを届けに来てくれた。パンもビニールなんかに包まれてない時代だったから、先生が紙できれいに包んでくれていた。玄関から顔を出すと、「熱あるん?」と心配してくれた。次の日、熱が下がり登校すると、みんなちょっぴり優しく接してくれた。 それから、別の日に先生から「○○くんにパンを届けてね」って頼まれるのがちょっと嬉しかったな。
ひょっとしたら、休んだ子にパンを届けなくなったことと、引きこもりが増えたこととは関係があるのかもしれない。愛子様にもパンを誰かが届けてあげれば、すぐに学校に行けたかもね。







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