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たまにはベタな日本の本を・・・
それも、何を今さらの「東京タワー」・・・
巷では「泣いた人」、「泣けなかった人」の不毛な論争なんかも見られますこの作品。
私はと言うと・・・
昨年の9月、会社の上長が突然
「お前、実家、小倉やったよな、東京タワー読んだか?泣くぞー」
「はぁ?」
「リリー・フランキーよ。オレの後輩、武蔵美の。小倉が出とるけ読んでみ。」
「はぁ・・・・、そうですね」 まったくかみ合わない会話。
元来人から薦められた本は読めない性格だし、美大出とはそりが合わない自分なのですが、ここはサラリーマン、故郷小倉も出てくると言うことで、フランス人との混血かもしれないリリーなんとかの「東京タワー」を購入したのでした。
読み始めの感想は、「記念病院」「紫川」「動物園のちかく・・」・・・おっ・・これはなんと懐かしい・・私が子供時代育った小倉の街とその時代がほぼ同タイミングで描かれてるじゃないですか。
リリーさんが通った幼稚園なんて、祖母の命日やお盆に私の実家にお経を上げに来る住職が経営する幼稚園だし、昼食の菓子パンのピンクの外側をはがして食べるというとこでは、思わず、やってたやってたという感じでニヤニヤ・・・
で、問題の後半へ・・・。
結論から言いますと、「号泣」しちゃいました。
特に、見舞いに来たリリーさんに、「おかん」がほとんど意識がないなかで、「冷蔵庫の中に、なすの味噌汁があるから、あっためて食べて・・」のくだりでは、ソファーに顔をつっぷして泣いてしまいました。それから先なかなかページがめくれない・・・
完璧に「泣き」のマーケティングにはまった私・・・
そんな私をさめた目で眺める妻と娘。
妻「パパ本読んで泣いてるよ。ばっかじゃないの。」
私「すごく悲しいんよ。なすの味噌汁が・・悲しいんよ。」
妻「理解できない。なんで味噌汁が悲しいのか。」
私「女にはわからんのよ。母親の味噌汁は悲しいんよ」
妻「だいたい九州の男はマザコンなのよ。」
私「あ、九州の男を敵に回す気か?!!」
妻「だってそうじゃない。気持ち悪い!」
私「人がせっかく感動しているのに、その言い方は・・・」
妻「もういい!今度のお正月は私は小倉に行きませんから!1人で帰れば!」
私「なんでそんな3ヶ月も後の話に結びつける・・・」
娘「ねえ、レゴして遊ぼう?」
交通機関の中で読むのも危険な本ですが、家の中でも危険な本です。
で、泣きながら読了してから、ちょっと笑ったのが掲載の写真。
中扉に書かれたタイトル。書いたのは「おとん」。
戒名のようで読めません。ちょっと暖かくなります。
次の週、たまたまあった博多出張。帰り途中、小倉駅で思わず飛び降りる私。
「あら、何で帰って来たの?」と尋ねる母に、「別に、ちょっと小倉で打ち合わせやったんよ」と応える私・・・。
本当にベタな日本人です。
もうすぐ母の日。
色んな売り場で母の日用のPOPが踊ってますが・・
この「東京タワー」をさりげなく置くだけで、売上が・・・
「泣き」のマーケティング、使えませんかね?
それも、何を今さらの「東京タワー」・・・
巷では「泣いた人」、「泣けなかった人」の不毛な論争なんかも見られますこの作品。
私はと言うと・・・
昨年の9月、会社の上長が突然
「お前、実家、小倉やったよな、東京タワー読んだか?泣くぞー」
「はぁ?」
「リリー・フランキーよ。オレの後輩、武蔵美の。小倉が出とるけ読んでみ。」
「はぁ・・・・、そうですね」 まったくかみ合わない会話。
元来人から薦められた本は読めない性格だし、美大出とはそりが合わない自分なのですが、ここはサラリーマン、故郷小倉も出てくると言うことで、フランス人との混血かもしれないリリーなんとかの「東京タワー」を購入したのでした。
読み始めの感想は、「記念病院」「紫川」「動物園のちかく・・」・・・おっ・・これはなんと懐かしい・・私が子供時代育った小倉の街とその時代がほぼ同タイミングで描かれてるじゃないですか。
リリーさんが通った幼稚園なんて、祖母の命日やお盆に私の実家にお経を上げに来る住職が経営する幼稚園だし、昼食の菓子パンのピンクの外側をはがして食べるというとこでは、思わず、やってたやってたという感じでニヤニヤ・・・
で、問題の後半へ・・・。
結論から言いますと、「号泣」しちゃいました。
特に、見舞いに来たリリーさんに、「おかん」がほとんど意識がないなかで、「冷蔵庫の中に、なすの味噌汁があるから、あっためて食べて・・」のくだりでは、ソファーに顔をつっぷして泣いてしまいました。それから先なかなかページがめくれない・・・
完璧に「泣き」のマーケティングにはまった私・・・
そんな私をさめた目で眺める妻と娘。
妻「パパ本読んで泣いてるよ。ばっかじゃないの。」
私「すごく悲しいんよ。なすの味噌汁が・・悲しいんよ。」
妻「理解できない。なんで味噌汁が悲しいのか。」
私「女にはわからんのよ。母親の味噌汁は悲しいんよ」
妻「だいたい九州の男はマザコンなのよ。」
私「あ、九州の男を敵に回す気か?!!」
妻「だってそうじゃない。気持ち悪い!」
私「人がせっかく感動しているのに、その言い方は・・・」
妻「もういい!今度のお正月は私は小倉に行きませんから!1人で帰れば!」
私「なんでそんな3ヶ月も後の話に結びつける・・・」
娘「ねえ、レゴして遊ぼう?」
交通機関の中で読むのも危険な本ですが、家の中でも危険な本です。
で、泣きながら読了してから、ちょっと笑ったのが掲載の写真。
中扉に書かれたタイトル。書いたのは「おとん」。
戒名のようで読めません。ちょっと暖かくなります。
次の週、たまたまあった博多出張。帰り途中、小倉駅で思わず飛び降りる私。
「あら、何で帰って来たの?」と尋ねる母に、「別に、ちょっと小倉で打ち合わせやったんよ」と応える私・・・。
本当にベタな日本人です。
もうすぐ母の日。
色んな売り場で母の日用のPOPが踊ってますが・・
この「東京タワー」をさりげなく置くだけで、売上が・・・
「泣き」のマーケティング、使えませんかね?
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