英国的読書生活

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今年のラストナイト

2006-10-30 | イギリス
先々週の土曜日にBSで放映された今年の「プロムス、ラストナイト」。録画しながらも3時半まで観てしまいましたが、相変わらずのお祭り騒ぎで歌の世界での大英帝国が満喫できました。
今年はソリストにドミートリ・ホロストフスキー(バリトン)とヴィクトリア・ムローヴァ(バイオリン)を迎え、ロシアをテーマにしたプログラムといつもの愛唱歌メドレーとなっていました。ホロストフスキーは眼光鋭いなかなか存在感ある歌いっぷり。ムローヴァも2部では背中の広く開いた衣装と変幻自在なテクニックで聴衆を湧かせておりました。
実はこの放映を観る前に昨年の録画を観ていたのですが、可笑しいことにアリーナ席に同じ聴衆が何人もいます。毎年来ているのでしょうか、同じジャケットを着ている人もいます。なかなか入手困難と言われる土間席のチケットをどうやって・・・。
それから、昨年からちょっと気になっていたのですが、 「トム・ボウリング」の哀しい調べを奏でているチェロの女性奏者がいいですね。会場がどんなに騒いでもずっとクールに構えています。BBC交響楽団のビル・ワイマンといったところでしょうか。
あと、昨年に比べてお祭り騒ぎのマナーがちょっと今年は良くなかったような・・・。少なくとも曲の始まりの部分と指揮者のスピーチの最中は鳴り物抜きで謹聴しないとね。まあ、よその国のことですからいいんですけど。

今年のプログラムは

第1部
1. 祝祭序曲 作品96 ( ショスタコーヴィチ作曲 )
2. 歌劇「イーゴリ公」 から
   眠りも憩いもなく ( ボロディン作曲 )
3. 歌劇「エルナーニ」 から
   偉大なる神よ ~ 若き日々よ ( ヴェルディ作曲 )
4. 歌劇「ネロ」 から
   結婚の歌 ( ルビンシテイン作曲 )
5. ヴィーヴォ ( コリン・マシューズ作曲 )
6. バイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63 ( プロコフィエフ作曲 )
7. 歌劇「タンホイザー」 から
   大行進曲「歌の殿堂をたたえよう」 ( ワーグナー作曲 )
 
第2部
8. 行進曲「すべての労働者を呼び集めて」 ( コーツ作曲 )
9. 歌劇「カルメン」 から
   闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」 ( ビゼー作曲 )
10. モスクワの夕べ ( ソロヴィヨフ・セドイ作曲 )
11. 大騒ぎ ( ソニア・ポセッティ作曲 /マシュー・バーレイ編曲 )
12. 行進曲「威風堂々」第1番 ( エルガー作曲 )
13. イギリスの海の歌による幻想曲
I 「小粋なアルトゥーサ」
II 「トム・ボウリング」
III 「ホーンパイプ」
IV 「夜もすがら」 / 中継:シングルトン・パーク (スウォンジー)
V 「スカイ・ボート・ソング」 / 中継:グラスゴー・グリーン (グラスゴー)
VI 「ロンドンデリーの歌」 / 中継:ベルファスト 市庁舎前広場 (ベルファスト)
VII 「ホーム・スイート・ホーム」
VIII 「見よ 勇者は帰る」
IX 「ルール・ブリタニア」
14. エルサレム ( パリー作曲 /エルガー編曲 )
15. イギリス国歌 ( ウッド編曲 )
16. 蛍の光 ( スコットランド民謡 )


バリトン : ドミートリ・ホロストフスキー
バイオリン : ヴィクトリア・ムローヴァ
合 唱 : BBCシンフォニー・コーラス
 〃 : BBCシンガーズ
管弦楽 : BBC交響楽団
指 揮 : マーク・エルダー


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