~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

実話をもとにした再現ドラマで。

2018年09月27日 | 雑記
だいぶ秋らしくなりました。

このブログはまたまた久し振りのログインです。


今、家をリフォーム中。

自宅に職人さん達が来ていて、今日はお風呂を工事中。

特にすることもなく暇なので、ちょっと思い出したことを書きます。


先日放送されたフジテレビ「スカッとジャパン」。

実話をもとにした再現ドラマを観て、イライラしたり笑ったりスカっとしたりの番組。

その中で気になった話しがありました。


病院の待合室で。(以下、ニュアンス)

おばさん軍団が元気に大きな声でしゃべったり食べたりしてて、
具合が悪くて来ている人達を不快にさせているのに全く気付かない場面。

子連れのママが「ちょっとだけ静かにしてもらえませんか?」と注意すると、
「え?え?え?あたし耳が遠いから聴こえな~い」的な感じでのらりくらり。

他にも都合が悪いことは「え?え?え?」と、耳が遠くて聴こえてないと言い訳。

(なのに仲間や医師とは全く問題なく聴こえている)

そんな対応を見ていた男性が「耳が遠いなんて嘘ですね」と指摘し、
おばさんはギャフン(昭和な擬音・汗)として、おとなしくなるという話し。


うーーん。

健聴者にとっては、聴こえるか聴こえないか、白か黒なんだろうな~と。

こっち(この人)では全然聴き取れなくても、
あっち(あの人)ではクリアに聴き取れるなんてこともあるのが感音性難聴者。

再現ドラマのおばさんのように、友達の言葉は普通に聴き取れても、
知らない人の言葉は聴き取れなくて「耳が遠いから聴き取れていません」と言うこともあるわけで。

「なんだ、聴こえてるんじゃん」と思われるのは当然かもしれないけど、
「嘘ついてる」的に言われる(思われる)のは辛いわ。

再現ドラマのおばさんは嘘をついていたクチだけども。

因みにそのおばさん役は泉ピン子さんでした。


自分の感覚は健聴者に近くて、でも健聴者じゃないし聾者でもない。

中途半端な立ち位置だってこと。

その中途半端な位置は「外国語に聞こえる」感覚かな。

「言葉が聞き取れません」「ぼやけて聞こえます」「全部は分かりません」などと説明しても、
たぶん実際より聞こえてると思われてるんだよね。

話し方も普通だから。


それと、あるバラエティ番組で。

何かの音を聴いてそれが何の音かを当てるクイズで、ウッチャンが
「俺、(老化で)右耳の高音が聞こえない」と言って、どっと笑いが起きてた。

笑うところなんだ…。

ウッチャンは何年か前は「老眼鏡を買った」と言って笑いをとってたな。

「老い」で笑いをとるのもよくあることだけど、
「耳が遠い」ってのは笑いをとれることなんだよね。

私は老いからきてるわけじゃない。

志村けんのおばあさんコントでそういうのあるよね。

私は全く笑えないけど。

私も難聴で笑いをとればいいのかしらね。(できないな)


ランチや飲み会に気軽に参加できない。

友達をつくりにくい。

コミュニケーションがとりづらい。

普通の人が普通にできていることができない。

できないことを普通に見せつけられて心が削られる。


ネットのお遊びだけど、
あと何年生きられるかのテストをしたら、73才までしか生きられない結果が出ました。

長年の難聴や耳鳴りは脳や精神に影響しているだろうから、
寿命は平均以下なんだろうな。
 (内臓はめちゃめちゃ丈夫なんだけども・うちの母は80過ぎたけどまだ元気すぎるし)

なので色んなことを断捨離中。

亡き後、子供達に迷惑のかからないよう。


と言いつつ、家をリフォームして綺麗になっていくのが楽しみ。