マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

エネスクのトッカータ

2022-09-19 23:30:45 | 音楽
24日のミュジカポール・コンサート10で弾く曲は、ドビュッシーの映像第1集の3曲と、エネスクの組曲第2番から、第1曲のトッカータです。
エネスクという作曲家について、以前このブログに記載した時は、「エネスコ」としていましたが、それはフランス語表記で、母国であるルーマニアの表記だと「エネスク」となるようです。
なので、エネスクと表記していきます。
エネスクは、長くフランスにも暮らし、パリのペール=ラシェーズ墓地に埋葬されているので、フランス語表記もありというわけです。
曲については、以前記載したもののほぼコピーになりますが、もう一度…。

ジョルジュ・エネスク(1881~1955)は、10代のころから、ヴァイオリニスト、指揮者として演奏活動を行い、その活動が華々しかったからか、作品の方は陰に隠れていたようです。
ピアノの演奏にも優れていて、この曲を初演したのもエネスコ自身でした。
たぶん、一般的には名前を知らない人の方が多いでしょう。
組曲第2番は、4つの曲から成り、そのうち3曲は音楽雑誌が企画した国際作曲賞に応募するために、1903年に書かれたものです。
トッカータのみが、ルーマニアにいた1901年に作曲されていて、残り3曲とともに「鳴り響く鐘」という題名をつけて応募されたようです。
トッカータは特に、鐘のイメージが豊かな響きの中に上手くとけあっていて、華やかな印象を与え、また心に響くものとなっています。

初めてこの曲を聴いたのは、ピアノ名曲集みたいなCDの中にあって偶然だったのですが、とてもインパクトが強かったのを覚えています。
シャルル・リシャール=アムランのCDに入っていたのを聴いてさらに感動しましたが、ホントにいい曲です。



「国家の母」に最後の別れ=要人参列、沿道に大群衆―エリザベス英女王国葬

2022-09-19 23:04:50 | ニュース
エリザベス女王が亡くなって、今日はいよいよ国葬。
ちょうど晩ごはんの時間帯だったので、テレビの中継を見ました。
何時間も行列して、弔問する人も話題になっていましたが、イギリス国民に愛された女王だったというのは、ホントに素晴らしい。
国葬の音楽も、女王自らが選ばれていたという報道もあり、厳かな雰囲気が何とも言えず、感動でした。

エリザベス女王については、以前、映画「ロイヤル・ナイト」で、終戦の日にマーガレット王女とともに街に繰り出した時の様子を描いていましたが、一応実話に基づいているようで、将来女王になるべき人…というのが、その映画からも感じられました。
以前から、英国が舞台になった小説などもよく読んでいて、王室のことなども良く出ていたので、親しみを感じていたのですよね。

それにしても、あの葬列は大変だなぁ…と。
棺の後ろを、親族が行進するのを見ていると、年を重ねてからはしんどいだろうな…とか思ってしまいました。
伝統とか文化とかしきたりとか、いろいろあるんだなぁ…と。
70年の長きにわたって女王として生きたというのは、どれほど大変だったかというのは想像すらできませんが、国葬の様子を見て、心に迫るものがありました。


湿度が高い

2022-09-19 01:11:25 | 日記
ほぼ一日中雨。
肌で湿気を感じてしまいます。
洗濯物は、浴室乾燥で乾燥させたのに、いつもと同じ時間では乾きが悪く感じる。
今週はほぼ雨の天気予報で、ちょっとうんざりです。
台風は、当初910hPaとか言っていて驚いたのが、今は955hPaと、少し弱くなっているようで、少しはマシ…。
でも、沖縄方面とか九州とか、いつも台風のルートになる地域は大変でしょうね。
雨は、台風の動きとは別にひどく降っているところもあるようで、我が家も雨だけは万が一にも床上浸水とかいうことになりかねないので、心配はしています。
まぁゲリラ的に一度に降らなければ大丈夫かな…とは思いますけど。
心なしか、湿気のせいでピアノの音の鳴りも悪いような気がしますね。
除湿機はフル活動です。

コンサートまで1週間を切ったので、とにかく練習と準備。
ピアノは、間に合うかと心配したエネスクが、何とか形になり、ちょっとホッとしているところ。
今回、いろいろ事情があって出演できなくなった人の演奏の代わりもするので、その曲の練習も加わり、一段と大変になっています。
まぁいつもよく弾く十八番の曲だったので、マシなのですが、それでも細かいところをしっかりチェックしないとなので。