マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

映画「愛、アムール」を見ました

2013-04-03 23:58:58 | お勧め
今日は水曜日、映画館はレディスディで1000円で見ることができるので、今日行こうと決めていました。
主人が用事があって休みを取ったため、結局2人で行ったので、over50…ということで、一人1000円になりましたが…。
この映画でシューベルトの即興曲作品90-3が使われていることも、見に行こうと思った理由の一つです。
パリの音楽家老夫婦が、妻が車いす生活を余儀なくされ、それを夫が支えるという、老老介護がテーマですが、介護生活を余儀なくされた人が、人としての尊厳を保ちながらその生活をすることのむずかしさに徐々に追い詰められ、閉じこもってしまい、最後には死によってやっと解放される…と。
限られた空間と淡々とした演技の中に、心の変化を実にうまく表現していて、涙があふれました。
ただ、やはり重いテーマではありましたね。
フランス語は、比較的わかり易く、簡単な言葉が日常的にどう使われているかよくわかりました。
やっぱり映画を見ることは語学の上達には必要…か。
映画を観終わったときの気持ちとしては、以前見た「シェフ」のような笑えるものの方がいいかもしれませんね。
主人は映画の余韻を少し引きずったようでした。

そうそう音楽のこと、これは少しがっかりでした。
もっといろいろ聴けるかと思っていたのですが、思いのほか少なかった…。
でも、感情表現にとても効果的に使われていました。
やっぱりシューベルトの即興曲作品90-3をぜひ弾きたいと思いましたね。


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