本棚の整理をしていたら、「カリギュラ」が出てきたので、何十年ぶりかに読んでみました。
赤茶けた紙、かすれた活字、古い本の独特の匂い。
高校生だった私が精一杯背伸びして読んだ戯曲です。
当時、「悪の美学」みたいなのにあこがれていたので、この主人公も、そんなふうにとらえていました。
今回読んだら、「悪」という感じは全然しなくて、むしろ、不可能を追い求めるあまり破壊されていく「純粋な理性」のようなものを感じました。
不可能は不条理と言い換えることができるかもしれません。
でも、私は哲学はあまり詳しくないので、テキストで使われていた言葉で解釈することにします。
それから、1943年に完成したこのテキストには、ヒトラーの陰が透けているというのですが、どうなんでしょうか?
髭の小男をイメージすると、なんだか全然違うんですけど。
小栗君も「?」ですが、ヒトラーよりはマシかな。
赤茶けた紙、かすれた活字、古い本の独特の匂い。
高校生だった私が精一杯背伸びして読んだ戯曲です。
当時、「悪の美学」みたいなのにあこがれていたので、この主人公も、そんなふうにとらえていました。
今回読んだら、「悪」という感じは全然しなくて、むしろ、不可能を追い求めるあまり破壊されていく「純粋な理性」のようなものを感じました。
不可能は不条理と言い換えることができるかもしれません。
でも、私は哲学はあまり詳しくないので、テキストで使われていた言葉で解釈することにします。
それから、1943年に完成したこのテキストには、ヒトラーの陰が透けているというのですが、どうなんでしょうか?
髭の小男をイメージすると、なんだか全然違うんですけど。
小栗君も「?」ですが、ヒトラーよりはマシかな。