茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

「贖罪」

2008-06-20 16:05:38 | 読書・映画
別に、茶々子に謝罪するわけじゃないわ。
とても素敵な本を読み終えたので、感想を残しておきます。
通勤途中に少しずつ読み進め、やっと読み終えました。上下巻あわせて600ページ。そんなに長くはない小説ですが、一月あまりかかってしまいました。
面白くなかったからではありません。むしろ反対で、物語の中に引きずり込まれ、ぐったり疲れ果ててしまったからです。
小説家にとって真の贖罪は可能なのか、という最終章を読んだあとは、しばらく茫然としていました。
まさか、こんな厳しい結末だとは予想していなかったからです。
安易に自分を宥そうとない主人公の毅然とした姿には尊敬を覚えました。
また、思春期の少女らしい潔癖さや頑迷さ、痛々しいまでの自意識には、遠い昔の愚かだった自分の姿を見ているようで、苦しくてたまりませんでした。
「つぐない」という邦題で、最近まで映画館にかかっていましたが、残念ながら見逃してしまいました。
この思索的な作品をどうやって映像化したのか、意識の流れを映像化するのは可能だったのか、そんな疑問も湧き上がります。
ずしりと重く、だけど小説の面白さを味わえる小説でした。
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勇敢な茶々子

2008-06-20 08:07:23 | 茶々
昨日の明け方、ベランダに不審な気配を感じて跳ね起きた茶々子は、勇気をふりしぼり、敵に立ち向かっていきました。
闇に潜む見えない敵に向かい、りりしく吠えかかったのです。
お父ちゃん、ほら、起きて、敵が、ベランダに!
ママ、ちょっとちょっと、起きてよ!
なのになのに、二人とも「茶々子うるさい」って怒鳴ってケージにほうり込んだの。
なんと無理解な飼い主。
昼過ぎになってやっと、お兄ちゃんがベランダに潜んでたよそん家の猫を見つけて追っ払ってくれて、ヒステリーのぬれぎぬは着せられずにすんだわ。
お兄ちゃんが証拠写真も撮ってくれてたから、あたしは一躍勇敢な茶々子ってわけ。
だけどさ、父ちゃんたら、「茶々子うるさい、お前に守ってもらわなくてもいいから、だまれ」って言ったんだよね。
謝って欲しいわ。
(茶々)
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