「抜目のない未亡人」に行ってきました。
新国立劇場中劇場の9列目までをつぶした広い舞台。
つまり、10列目が最前列なのですが、10列目と舞台との段差はありません。
両サイドには、ホテルの手摺りのようなものがあるのですが、センターにはなにもなく、舞台と客席が地続きになっています。
なんだか私たちも、ベネチアの映画祭に参加しているような気分になる舞台装置です。
今日は最前列のセンターという最高の席で、大いに笑い、あっきーの歌声を堪能してきました。
本当に素敵な誕生日のプレゼント、ありがとうございました。
さて、せっかく予習していったのに、今回の劇はゴルドーニの原作とはちょっと違うお話になっていました。
美しい未亡人と四人の求婚者、という設定が、ベテラン女優と四人の映画監督に変更。
ただし、四人の国籍はイギリス・フランス・イタリア・スペインと、原作を踏襲しています。
イギリスの監督は文芸作品や歴史物、フランスの監督はよくわからない芸術映画、スペイン人はハチャメチャ冒険活劇、イタリア人は暗いリアリズムものが得意という設定には笑いました。
それぞれのお国の映画の特徴がよく表れていますよね。
あっきーは、歴史や文芸作品を得意とするイギリス人映画監督役。
パンタネーロの評価としては、中の上だったかな?
私のイメージとしては、ジェームズ・アイボリー監督でした。
原作の慇懃無礼で金にモノをいわせる鼻もちならない貴族という設定はほとんど残っておらず、真面目で、ある意味誠実な人物になっていました。
なんとなく、あっきーらしい役柄になっていたように思いました。
この劇は、小さな体で広い舞台の上を走りまわる大竹しのぶさんの魅力満載で、本当にすごい。
狂言回しのアルレッキーノ役の八嶋智人さんは、ときどき客席の階段に座り込み、一緒に大きな声で笑っています。
舞台と観客席とをつなぐ役割なのでしょう。
高橋克実さんのインチキ外国語っぽいカタコトと妙なテンション、木村佳乃さんのチャーミングなおばかっぷり、浅野和之さんの何とも言えない味わい。
芸達者な方ばかりで、大いに笑って楽しく過ごした2時間でした。
欲を言えば、もっとあっきーに歌って欲しかったけど、でも、本当に楽しかったです。
新国立劇場中劇場の9列目までをつぶした広い舞台。
つまり、10列目が最前列なのですが、10列目と舞台との段差はありません。
両サイドには、ホテルの手摺りのようなものがあるのですが、センターにはなにもなく、舞台と客席が地続きになっています。
なんだか私たちも、ベネチアの映画祭に参加しているような気分になる舞台装置です。
今日は最前列のセンターという最高の席で、大いに笑い、あっきーの歌声を堪能してきました。
本当に素敵な誕生日のプレゼント、ありがとうございました。
さて、せっかく予習していったのに、今回の劇はゴルドーニの原作とはちょっと違うお話になっていました。
美しい未亡人と四人の求婚者、という設定が、ベテラン女優と四人の映画監督に変更。
ただし、四人の国籍はイギリス・フランス・イタリア・スペインと、原作を踏襲しています。
イギリスの監督は文芸作品や歴史物、フランスの監督はよくわからない芸術映画、スペイン人はハチャメチャ冒険活劇、イタリア人は暗いリアリズムものが得意という設定には笑いました。
それぞれのお国の映画の特徴がよく表れていますよね。
あっきーは、歴史や文芸作品を得意とするイギリス人映画監督役。
パンタネーロの評価としては、中の上だったかな?
私のイメージとしては、ジェームズ・アイボリー監督でした。
原作の慇懃無礼で金にモノをいわせる鼻もちならない貴族という設定はほとんど残っておらず、真面目で、ある意味誠実な人物になっていました。
なんとなく、あっきーらしい役柄になっていたように思いました。
この劇は、小さな体で広い舞台の上を走りまわる大竹しのぶさんの魅力満載で、本当にすごい。
狂言回しのアルレッキーノ役の八嶋智人さんは、ときどき客席の階段に座り込み、一緒に大きな声で笑っています。
舞台と観客席とをつなぐ役割なのでしょう。
高橋克実さんのインチキ外国語っぽいカタコトと妙なテンション、木村佳乃さんのチャーミングなおばかっぷり、浅野和之さんの何とも言えない味わい。
芸達者な方ばかりで、大いに笑って楽しく過ごした2時間でした。
欲を言えば、もっとあっきーに歌って欲しかったけど、でも、本当に楽しかったです。