辻村深月さんの長編小説。
いじめにあって、学校に行けなくなった中学二年生の「こころ」が、鏡の中のお城で、同じような境遇の六人の仲間たちと一緒に過ごす一年間の物語。
ファンタジーっぽい作りなんだけど、現実の部分がきっちり構築されているので、ただふわふわした物語ではありません。
どちらかというと、きりきり胸が痛くなるような物語です。
仕事が忙しい時期でしたが、読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。
辻村さんの小説って、どれもそうなんだけど、ちゃんと伏線が張りめぐらされていて、それをみごとに回収しきっているんですよね。
だから、読み終えた後、もう一度最初から斜め読みの二度読みをして、伏線を確認。
うまいなあ、と、感心。
でも、こんな分析的な読みかたではなく、ちゃんと物語の中で悩んでもがいて泣いて笑うのが正しい(というのも変だけど)読みかた。
だから、若い人に、ぜひ読んでもらいたいと思います。
夏休みにお勧めの一冊。
いじめにあって、学校に行けなくなった中学二年生の「こころ」が、鏡の中のお城で、同じような境遇の六人の仲間たちと一緒に過ごす一年間の物語。
ファンタジーっぽい作りなんだけど、現実の部分がきっちり構築されているので、ただふわふわした物語ではありません。
どちらかというと、きりきり胸が痛くなるような物語です。
仕事が忙しい時期でしたが、読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。
辻村さんの小説って、どれもそうなんだけど、ちゃんと伏線が張りめぐらされていて、それをみごとに回収しきっているんですよね。
だから、読み終えた後、もう一度最初から斜め読みの二度読みをして、伏線を確認。
うまいなあ、と、感心。
でも、こんな分析的な読みかたではなく、ちゃんと物語の中で悩んでもがいて泣いて笑うのが正しい(というのも変だけど)読みかた。
だから、若い人に、ぜひ読んでもらいたいと思います。
夏休みにお勧めの一冊。