唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

8月6日 広島に原爆が落ちた日(昨日だけど・・・)

2010年08月07日 | ほか
被爆65年、核廃絶願い式典(中国新聞) - goo ニュース

さっき、広島から帰ってきた友達と話をしていました。
8:15に、黙祷をしたときに、65年前のこの時間にこの場所で、原爆が落ちたことが、じわじわと、心の中に響いてきたみたいなことをいっていました。

日本人にとって、侵略戦争の事実とともに、忘れてはいけない出来事だと思います。
忘れないだけでなく、むしろ、もっと、その悲惨さを世界に発信していかなければならないと思います。

しかし、菅首相は、いつものお決まりの「核抑止力」ですからね。この被爆国日本の態度は、世界から見れば、変なんじゃないでしょうか。
首相「核抑止力は必要」 秋葉市長発言を牽制(産経新聞) - goo ニュース

なぜか原爆を投下した機長の息子の記事が・・・
原爆投下機長の息子、大使派遣に不満あらわ(読売新聞) - goo ニュース
広島の実態をみないで、死んだ人をただの数でしか見ていないのかもしれません。数で見ても相当ひどいことだとは思いますが・・・
一人ひとりの人生を考えれば、原爆の投下が正しかったとはいえるはずがありません。
多くの命を救ったというのも事実とは違うでしょう。
この人は、機長の息子というだけで、一般人なのだから、その人に文句を言う筋合いじゃないのかわかりませんが・・・
アメリカでは、そういう考えの人、結構いるんじゃないのかな?

でも、自分が一番気になるのは、この日本です。
何度か、核兵器廃絶の署名を駅頭でやりましたが、ほとんど反応がなくて・・・
日本の運動がこれまで世界の核廃絶の運動の中心になってきたと思うのですが、今の国民の意識は、どんどん薄れてしまってはいないか・・・いや、自分自身だって、この時期にお茶を濁すようにしか署名活動なんてしてないし・・・
この時期は、平和運動の出発点でもあり、終着点・・・というか、区切りになる時期だと思うけれど、終着点となってしまい、新たな出発点になってません。みたいな取り組みではいけないと思いました。自分自身の反省です。

「生きていてよかった」という、ドキュメント映画をこの前見ましたが、そこで、被爆者の人が、「何度も死にたいと思ったけれど、私が死んでしまったら、この原爆の悲惨さを誰が訴えることができるでしょうか」といった感じのことを言ってました。

日本人自身が、原爆が落ちた出来事を風化させてしまったら、誰が、原爆の恐ろしさを伝えることができるのか・・・。自分自身にも、そういう気持ちを架していきたいと思いました。

来年は、長崎に行こうかな・・・

太陽を盗んだ男

2010年08月07日 | 映画 た行
太陽を盗んだ男 [DVD]

ショウゲート

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いやあ・・・懐かしかったです。映画は、はじめてみたのでそれが懐かしいというのでなく、映画の時代が懐かしい。テレビの野球中継は、一瞬自分をあの時代に戻してくれました。王さんのホームラン。自分の記憶だと、ライトとレフトのフェンスが高くなっているイメージがあって、もしかしたら記憶違いかも・・・と思っていましたが、やっぱり高くなっていました。球場が小さいから、せめてフェンスを高くしないとということなのでしょうか。
今思えば、沢田研二さんに夢中になっていたのもその時代だったかも。しかみ、最初でいきなりウルトラマンレオですからね。そういう時代のお話です。70年代中盤から後半になるのかな?

その時代の空気をとても感じる映画でした。
原爆を自分でつくって、その原爆の力で、自分たちの夢をかなえよう。でも、いざ、そういう力を手に入れたら、何を要求していいかわからない。
70年代前半の新しい日本の未来みたいな展望が挫折したあとの、目的を失ってしまった若者という感じでしょうか。そういった挫折感をこの映画には感じます。
「お願いしますよ、美濃部さん、いや鈴木さんか・・・」という感じのせりふがあります。それもこの時代の象徴のような感じがします。

ノンポリで楽しきゃそれでいい的な雰囲気・・・原爆でさえ、遊びの道具にしてしまうラジオのお姉さんが、そういう雰囲気の代表みたいにえがかれてます。

いろいろ突っ込みいれたくなるところもあります。撃たれても撃たれてもぴんぴんしてる刑事さんとか、最後のビルから落ちるシーンは、笑いが止まりませんでした。

いい雰囲気を持っているのに、ちょっともったいないな・・・残念無念・・・という感じでしょうか。

しかし・・・・長すぎる・・・

ただ、8月6日にみるDVDではなかったな・・・
ちょっと反省・・・