来年の薪。これから徐々に割って積みなおします。
「ででで」は、(家の外に)出ていて下さい。という意味です。
意外に方言として理解しないで、普通に使っています。「でていて」の「い」が省略された形式です。
家から出かける際に家族に対して使う表現で、自分はまだ火の用心や戸締りがあるからという状況が言外に含まれています。
「出ていて」は、このほかに「ではってで」という言い方もしますが、「ででで」がすぐに出ていてという感じなのに対し、「ではってで」はちょっと間があります。どちらも弱い命令形です。
(用例)
私「さでど、ばんつぁのえさいぐべし。ではってで。」
(さて、ばあちゃんの家に行きましょう。外に出ていて」
母「んー、わがった。」といってテレビを見続ける。
私「そろそろいぐべし、ででで」
(そろそろ行きましょう。外に出て)
母「いまちょっといいどごだがら」ちょっと間があって
私「なんたら、まだテレビ見でだのが!早ぐではれ」
(なにやってんの、まだテレビ見てたの? 早く出なさい)
「ででで」と同じように同音が続く表現は既出の「ねねね」もありますが、「さささ」というのもあります。こちらは、ちょっと驚いて遠慮する時に使う表現ですが、項を改めます。それにしても改めて考えてみるとどんな時に使うかとか微妙で難しいですね(^^;
でも、方言は素敵です。
家族と話すときは、だいたい方言を話しています。同じ伊達藩(岩手県南から仙台)以外の人には、同じ東北地方でも正確な意味は伝わらないと思います。実は、参考までに訳を書いてはいますが、イマイチしっくりしません(^^;