ドホナーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、チェロ独奏:デイヴィッド・コーエン。2009年5月14日、ロンドン、ロイヤルフェスティバルホールにて。
Beethoven: Overture, Coriolan, Op.62
Dvorak: Cello Concerto in B minor, Op.104
Brahms: Symphony No.1 in C minor, Op.68
Christoph von Dohnanyi: Conductor
David Cohen: Cello
Philharmonia Orchestra
日曜日にドホナーニの指揮を堪能したので、大好きなドボコン&ブラ1(って言う?)だし、ということで、大枚を叩いて正面中央に陣取った、
が、
こういうときは大抵失敗するものなのである。
ドボコン。コーエンは、下手とは言わないけれど、
1.音に深み(豊かさ)がない:使用楽器の性格もあるのかしら?(1735年製のDominico Montagnana)煌びやかな音が好きな私には物足りなかった。
2.第一楽章の最初の方で何回か音を微妙に外していたように思う
3.弓が弦から離れた状態からアクセントをつけて弾くと、タイミングが遅れ、第一楽章ではリズムが違うかのように、第三楽章では遅れるように聴こえたのは私だけ?
良い点は、弓を弦から離す時がなんだか綺麗(あんまり誉めてない?)。
チェロは大好きな楽器なので、どうしても辛口かしら?これだけホールが大きいと、コンチェルトは大変かもしれない。
演奏を聴きながら、遥か昔堤剛さんと共演させていただいた時、リハで彼のあまりに美しい音に泣いてしまったことを思い出していた。あんな感覚を再び経験する日はあるのかしら。
ブラームスは、少し速い印象。ドボコンでもそうだったけれど、ホルンが出色の出来。土曜日のチャコ5(って言う?)の第二楽章、この方かしら?また楽しみができた!!二匹目のドジョウになりますように!