Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

アバド&ベルリンフィル@ベルリン

2009-05-25 02:00:00 | コンサート

クラウディオ・アバド指揮、ベルリンフィル演奏会。2009年5月24日。ベルリン、フィルハーモニー。

Schubert: Incidental music to Rosamunde

Mahler: 3 songs from Des Knaben Wunderhorn - Lob des hohen Verstandes, Wo die schoenen Trompeten blsen, Rheinlegendchen

Debussy: La Mer

Claudio Abbado: Conductor

Angelika Kirchschlager: mezzo-soprano

Rundfunkchor Berlin

Berliner Philharmoniker

3月のDudamelでも思ったけれど、ベルリンフィルの音はとても美しい。でも、このホールでは、ベルリンフィルしか聴いたことがないので、この美音がベルリンフィルによるものかホールによるものか知りたい。2009/2010シリーズのウィーンフィルを聴こうか?でも、ウィーンフィルも上手いに決まっているから、比較対照試験にはならないか?いつも聴いているロンドン拠点のオケ?それを聴くためにベルリンへ行くお金は払えない。だめだ。

キルヒシュラガーはとても澄んだ美しい声をしている。オペラの歌唱法がそれ程好きでない私には、彼女の清らかな声がとても心地よい。マーラーを歌ったからか、無性に彼女にマラ4を歌ってもらいたくなった。

アバドは全盛期に聴いてみたかった。病気を克服し活躍することは素晴らしいけれど、多分もっと、もっとすごい人だったのだろう、とちょっと歌丸さんに似た姿を見ながら思う。

Dsc04132

ベルリンフィルではこれが恒例なのか、楽団員が舞台を降りた後、観客が舞台へ押し寄せ指揮者を呼び寄せる。個人的には「こんなものかな」な演奏会であった(途中コンマスは演奏しながら余所見をしていた)けれど、前回のDudamelより多くの観客が集まっているようだった。地元の人には、先代の常任指揮者である彼に対する思い入れもあるのかもしれない。