風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

ねーさん

2008年01月22日 01時53分55秒 | エッセイ、随筆、小説


私よりもずいぶんと先輩の方々に
なぜかねーさんと呼ばれている。
着物を着ているからか?
今日は一芸に秀でろと
こんこんと言われた。
にもかかわらず、
意味もなく誉められ続けたので
気持ちのよい酒を飲んでほろ酔いだ。


今夜のテーマは文学についてだ。
おやじたちと私見を述べ合って
あーでもない、こーでもないと繰り返し
またしても一緒におでんをつまんで
子供のようにはしゃいだ。


私の頭やレベルでは
なかなかついていけないが
すごくためになる話が
次々飛び出すから
いつまでも聞いていたい心境にかられる。


さて、私は六本木でねーさんと
呼ばれ続けるのだろうか?
いい歳だというのに
みんなに可愛がってもらえることは
本当に有り難く、
すごく幸せなことだ。


六本木万歳!



人間の体って

2008年01月20日 20時05分44秒 | エッセイ、随筆、小説



伸びてしまったり、
切れてしまったり、
収縮したり、
拡張してしまったりしたものを
修復する力に個人差がある。
最たるものがガンなのだろう。
成人T細胞に生来の設計図があるらしいが
それを受け入れて
付き合い、
共に歩めたらと思う。


闘うのではなく
克服するのでもなく、
共に歩むには。



教(ことわり)

2008年01月19日 17時04分18秒 | エッセイ、随筆、小説


地球温暖化に関する研究者と
魂や宇宙や輪廻について
熱く語った。


現在地球は膨張している状況で
それが進行するとどのようになるのだろう。
私の関心深い内容なので
研究者が持参した新潟復興酒を
ちびちびとやり、おでんを食べながら、
いろいろな質問や私の仮説を話した。


結局のところ話が落ち着いたのは、
バランスが大切だというものだった。
また人間の業の深さが必ず問題の根底にあること、
食物連鎖の事実は否定しないが
人間の都合で他種を絶滅させたり
環境が激変するような事態は
やっぱりあってはならない、と言う。


個人で行えば罪に問われるものでも
国家レベルだと英雄になる。
その最たるものが戦争であり
人間や地球のエネルギーの奪い合いが
業といわずして何と表現しよう。


いかにバランスを保つか。
教(ことわり)とは
宗教や人生の指針には欠かせないものらしいが
地球の誕生から私たちが存在し、
様々な生き物であった歴史や進化を経て
今に至ることを忘れてはならないとの話が
とても印象的だ。



始めもなく終わりもない

2008年01月18日 07時50分27秒 | エッセイ、随筆、小説



万物は自然に存在する。
そこには始めもなく終わりもないと
遠藤周作著書『沈黙』には
書かれている。


いろいろな方とお会いするたび思うのは、
ある法則についてだ。
本当の意味で物質的に満たされた人は
必ず心が豊かになり
自分と関わった人すべてが
幸せになるには?と
真剣に考えている。
だから、人から慕われ
ますます豊かになる。
豊かになるとは
悟り、余裕が生まれると同じ意味だ。
また、教育についても惜しみがない。
人間性を高めていくものへの投資は
財産だと豪語する。


私はすぐさまメモに執る。
大した話じゃないよ、とスピーカーに言われながらも
自分の血や骨や肉にしますと言って
取材するように質問して
せっせとメモにする。


始めもなく終わりもない。
深い言葉だ。
私など足元にも及ばない世界が
当然のように目前に広がる。


深謝
ただその一言に尽きる。




一流とは‥

2008年01月18日 00時30分00秒 | エッセイ、随筆、小説


経営者の方たちの集まりがあり、
私は勉強を兼ねて
お話をお聞きする機会に恵まれた。
莫大な利益を生まなくても
人間を生かし
いかに生き残っていくのか、
継続こそがビジネスの基本だという内容に
しばしの間、深く頷いたままになった。


まともな経営者にお会いするとほっとする。
日本も捨てたものではないと
希望を持つことができる。
私も精進を重ね、
遅ばせながら後に続けたらと思う。


一流の経営者は人間を残す。
また社交をとても大切になされているのだと
あらためて痛感する。


明日は若手社長と逢い引きだ。
彼が17歳で私が21歳からの知り合い。
いっちょ、尻を叩くとするか。
お互いに生かしあえたら最高だ。


どうせなら、一流を目指そう。
そう心の中で決意表明する。




パートナーの意味

2008年01月17日 00時34分04秒 | エッセイ、随筆、小説


知人が熟年離婚をしていた。
離婚についても、奥様が亡くなっていた事実も
今日はじめて知った。
正直、ショックだった。
離婚については随分と前に
それらしい話を聞いたことがあるが
本人から直接耳にしたわけではないので
私からは絶対に触れない話題のひとつだった。


今日ほど
知人が東京のど真ん中に引っ越しした理由や
芸事に打ち込む理由が
痛いほどに伝わってきた。


仕事でもご苦労をされてきたが
今は大成功を収められている。
私は彼が何不自由なく
贅沢な暮らしをしているなどと
浅はかな考えでいた自分を恥じた。
私はバカだ。
想像以上にちっぽけで
愚かで
どうしようもないと思った。


罰が当たったのだろう、
今日は外出をしていても気分が乗らない。
内省したところで今さら
性格が劇的に変化するわけもなく
けれど、自分を恥じた。
私にはとても大切な知人なのに
何ひとつ察することなどなく
何年も時間が経過してきたため、
自己嫌悪に陥る。
当然だろうが
なんだか切ない。
つくづくと思う。
人は表面的なものでは
その人を語れない、と。
それなのに、
私ときたら。
仕事上の大切なパートナーとなる人の事情もわからないとは。
今夜はやけ酒をがぶ飲みしたい気分だ。
飲めないくせに、
酒を浴びたい。
今後お会いしたとき
どのような顔をすればよいのか、
ちっぽけな私には
その答えが見つかりそうもない。




最初の一歩

2008年01月16日 13時23分21秒 | エッセイ、随筆、小説


流れが変わった。
今日のような晴天が目前に
広がっていく感じ。
すがすがしくもあり、
みずみずしくも。
今後、どのような仕事に従事していくのかも
ちゃんと見えた気がする。
大病から解放されたかどうかは
まだわからないが
働く自信を取り戻せたらと思う。


いざ出陣だ。
このまま波に乗れ。

一芸に秀でた人

2008年01月13日 00時36分20秒 | エッセイ、随筆、小説


普通という根拠は曖昧ですが、
治療を行ってきてわかったことのひとつ。
それは一芸に秀でた人は皆
頚椎に問題があるという共通点で、
それが脳の回路に影響や連動をして
普通ではない才能となる。
僕はそう思うのですよ、と
治療でお世話になっている先生の言葉を
なぜか今日思い出していた。


また、頚椎を百パーセント治してしまうと
一芸に秀でたままでは
いさせてはもらえない。
だから、痛みに苦しむことなく、
生活に支障が生じるわけでもなく、
ただし脳回路がそのままで保てる状態に置く。


しめしめ。
私も頚椎が悪いとなれば、
これから一芸に秀でる可能性を秘めていると
身勝手な解釈をして
にんまりしてしまった。
病気を味方につけろと
たくさんの人にいわれて
妙に納得したものだ。
そこにきて、
才能を開花させる
脳回路が備わっているとなれば
楽しみが増える。
それが本当でもそうではなくても
希望が持てるものは何だって有り難く
受け入れた方がいい。


着物を着ると頚椎の痛みが消滅する。
不思議だ。
腰紐が腰椎あたりから胸椎や頚椎を整えるのか
着物の一芸は素晴らしい。
まして、それがはんなりとして美しい布である場合は特に
体の一部として溶けるように
しっとりと肌に吸い付いて
大いなる力に包まれいるみたいに心地よい。


40までには着物を着た仕事をしたいと
漠然と考えてきたからか、
汚れてもいい着物は
箪笥でその出番を待ちわびている。


予感も一芸だろうか、
ひとつ秀でたものを持っていることは幸せだ。
痛みも芸の内だと思った途端、
自分のものになったのか、
すたこらさっさと走り出す
痛みの後ろ姿を見送り、
秀でるという響きに
いつまでも酔いしれていたい。


さて余談だが、
今日は難儀やのぅ~と連発された。
どのようなことかというと、
医師によって入院を即決したり取り消されたり
診断が違ったりすると
患者は何を信じたらよいかわからん、
だから難儀やのぅ~らしい。


結局のところわからないのが本音だろうと思う。
わからないと言えない職業は
私には少し悲しく映る。
正直さも一芸だ。
それが世の中に広がれば、
バラ色とはいかなくても
桃色くらいにはなるのに。
控えめに秀でる。
それを私は今年の目標にしようと思う。




アジの南蛮漬け

2008年01月12日 15時55分20秒 | エッセイ、随筆、小説


昨日はある店で
南蛮漬けをおかわりして食べた。
家ではどうもご飯をつくる心境にも
食べる気分でもなかったので
そんな日があっても不思議ではないだろう。
今日の東京は雨、
それと同じだ。


娘が南蛮漬けを食べたいというので
午前中からアジを探す旅に出る。
下手ながらアジの下処理をして
骨ごと食べられるように
かりかりに素揚げ。


ラザニア用の食器に美しく盛り付けると
大皿料理の店みたいだ。
チェーン店ではない小料理屋、
店を最初の一歩に、
クッションにしながら
生涯現役で喜んで働こう!


アジの南蛮漬け、
食べに来ませんか?