静岡市は24日、葵区の大型商業施設「マークイズ静岡」の東側に建設している都市計画道路「東静岡南北幹線」を7月1日に開通させると発表した。
国道1号と通称南幹線を南北に結ぶ道路で、JR東海道線と新幹線を東静岡大橋でまたぐ。2007年度から整備を始め、今年4月に開通を予定していたが、東日本大震災の影響で大型重機の調達が難航し工事が遅れ、開通時期が延びていた。
定例記者会見で開通日を明らかにした田辺信宏市長は「東静岡副都心の利便性向上や周辺道路の渋滞緩和に期待したい」と話した。
道路延長は540メートル。4車線で最大幅は40メートル。総工費は市の施工分が約27億円、JR東海工事委託分が約34億円の計61億円。市は長沼大橋の渋滞緩和や、災害時の輸送路・避難路の役割も期待している。