厚生労働省は、平成25~34年度の第2次「健康日本21」計画の素案を専門委員会で公表した。
12年にまとめた現行計画を引き継ぐもので、脳卒中や心臓病の死亡率を減らし、1日の歩数を8千歩以上に増やす内容。介護を必要とせず元気に過ごせる「健康寿命」を重視する考えも打ち出した。
少子高齢化が進む中、生活習慣病の予防に取り組む必要性が今後さらに高まるとし、専門委の議論を経て、夏までに最終的な目標数値をまとめる。
素案によると、脳卒中の10万人当たりの年間死亡率を、男性は22年の49・5人から35年には37・7人に、女性は26・9人から23・1人に減らす。心臓病の死亡率は、男性が36・9人から35年に28・9人、女性は15・3人から12・8人とする。
1日の平均歩数は、男性が22年の7136歩から8500歩、女性が6117歩から8千歩を目標とする。
70歳以上では、男性が4890歩から6千歩、女性が3872歩から5千歩。