しるべの記し

教会音楽家でクリスチャン・エッセイストのしるべです。
イエスさまの十字架を「道しるべ」として歩んでいます。

アドヴェント

2005年11月27日 | 信仰 平和
今日からアドベントにはいりました。クリスマス前の4週間は、教会暦では「アドベント」と呼ばれています。これは「到来、到着」を意味するラテン語のアドベントゥスからきています。

ですから、アドベントとはキリスト(救い主)のこの世への到来・到着を表す言葉なのです。

教会はこの4週間を聖別し、「アドベント」と呼び、神の子キリストの誕生を喜び、感謝と賛美の礼拝を捧げてきました。

また、ラテン語のアドベントゥスから「来る人、訪問者、客」を意味するアドベントゥールが派生しました。イエスさまはアドベントゥール(来客、訪問客)として、常に私たちのところに来られるお方なのです。

 主イエスは、2000年前にこの世に来てくださったというだけではなく、今もなお私たちのただなかにおいでになる。ベツレヘムの家畜小屋に生まれ、飼葉桶の中に身を置かれた主は、今、この時も、この小さな教会の礼拝のただなかにも臨在され、その中で私たちを訪ね、出会ってくださり、私たちを祝福して下さるのです。

 キリスト者にとって、毎週毎週がクリスマスです。というより、毎日の生活こそが、私たちのもとを来訪してくださる、キリストをお迎えするクリスマスと言えるのです。    

  「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。
   この方こそ主メシアである」   (ルカによる福音書2:11)