ゆるせないことがあった。
ゆるせない自分がいた。
ゆるせなくて、苦しんだ。泣いた。
八木重吉の詩「神を呼ぼう」を思い出して、泣いた。
「神を呼ぼう 八木重吉」
私にはどうしても他人の過ちが許せぬとき
顔を伏せてつつぷしてしまう
そしてどこか高いところに
完全な魂がひかっていると信じたいともだえる
わたしだって
みんなとおなじにひとをいかる
いからずにはいられぬ
こうおもうてこころは死ぬるばかりであるのに
それをしつてはくれないし
ひとりあゆむようなさびしさよ
ゆるせない自分がいた。
ゆるせなくて、苦しんだ。泣いた。
八木重吉の詩「神を呼ぼう」を思い出して、泣いた。
「神を呼ぼう 八木重吉」
私にはどうしても他人の過ちが許せぬとき
顔を伏せてつつぷしてしまう
そしてどこか高いところに
完全な魂がひかっていると信じたいともだえる
わたしだって
みんなとおなじにひとをいかる
いからずにはいられぬ
こうおもうてこころは死ぬるばかりであるのに
それをしつてはくれないし
ひとりあゆむようなさびしさよ