2023年6月のブログです
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昨日は宮城と福島の海岸線をタントくんと南下した。
宮城と福島の海岸線は岩手とは違って平らなので、高い防潮堤はあまりないが、かなり内陸部まで津波の浸水地域が広がっていて、国道6号線などもあちこちに津波浸水地域という表示がある。
そういえば、震災の時に、後輩の調査官が福島の新地という町に出張をしていて、地震にあい、歩いて避難をしているときに、たまたま通りかかった車に乗せてもらって、津波から逃げられて助かったという話を聞いたことがある。
新地の被害状況はテレビなどで見ていたので、調査官の仕事も命がけなんだなあと改めて思ったりする。
今、宮城や福島の海岸線は、田んぼが新しくなったり、常磐線の沿線が整備されたりしている。
距離をかせいで津波を防ごうとしているらしく、高い防潮堤は少ないが、自然を活かした対策のように素人の目には映る。
自然を残せるなら、それにこしたことはないように思う。
しかし、原発の周辺は、やはり放射能による帰還困難地域で、それもままならない。
便利さと自然の両立は難しいなあ、などと考えながら新潟に向かう。 (2023.6 記)